「コンクリートから人へ」との言葉には異議を唱えたい。もとからコンクリートは人の建造物をつくる物質だ。「コンクリートを、より人のために」としてもらいたい。

 「エコな建築」などとも言われるが、建築は自然の一部を借り人工物を造る行為であり、それ自体がエコロジーとは相反する。しかし!建築は地球の敵“ショッカー”でもないはずだ!・・・等々とボヤキ癖のついた昨今なのですが・・・

 改めて、この地この時代を映す建築の道をみつめたいと願う2010年初春です。

 本年も少しくらい懲りる事もあろうかと思いますが、大目に見て頂き、よろしくお願いします。

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