福島県では木造仮設住宅第二弾進行中。

 これまでの仮設住宅は国とプレハブ協会の協定によりプレハブ造が一般的。しかし3.11震災の被害は甚大でそのキャパを超え、地域で創る木造仮設住宅が出現することになる。聞くところによると、今までの災害では木造仮設住宅は5棟しか建設されてないと言う。

 岩手は1万4千戸のうち2,500戸、宮城は2万3千戸のうち300戸、福島は1万4千戸のうち4,000戸の木造仮設住宅が地域で建てられる。

 僕らは被災者ためには、地元の材料で地元の職人が造る木造が適していると考え、木造仮設住宅の応援をすることにした。

 数々の提案、説得やサポート、時にはシンポジウム等も行いながら木造仮設住宅建設成功に力を注ぐ。僕らはこれを仮設住宅の革命と考えた。

 もちろんそれだけの理由ではないが、結果、福島県では追加の仮設住宅第二弾2千戸すべて木造となり、県全体で木造仮設住宅6千戸を造る事になった。

 当事務所では木造仮設住宅第二弾で仮設住宅75棟、仮設集会所1棟、仮設高齢者等サポートセンター2棟(1棟設計監理・1棟外部依頼)のプロジェクト進行中。
時には現場サイドと喧嘩しながら、仮設仮設の日々をおくる。

 現場も設計も思いは一つ、良い木造仮設住宅を創りあげることです。
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50戸の仮設団地着工
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プレハブ仮設住宅群の中に木造仮設高齢者サポートセンター建築