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前回は床の塗装ということで書かせて頂きました。
今回は、この度のリフォーム工事で行いました
塗り壁の施主施工について書かせて頂きます。

塗り壁の施主施工は、私としても今回が二件目で、
施主の方には検討段階で、その一回目となる物件の
状況を見て頂きました。

一件目は小さな店舗で、ポイントとなる一部の壁面の施工で、
面積的にはそれほど広くはありませんでした。
施主施工の塗り壁がどんな感じなのかを
そのお店に行ってもらい確認して頂きました。
その結果、今回の施主ご夫婦もやる気になってもらいました。

この店舗の塗り壁施工は、施主(店主)の複数の友人達
の協力で行いました。
店主を含めて、協力者は全て女性でした。
しかし、その中のお一人が、驚くほどの技量の持ち主で、
かなり難しいテクスチャーを選択しましたが、
見事に良い雰囲気に塗り上げることが出来ました。

冒頭の写真は、その時の施工風景です。
写真手前の青い服の方が材料のメーカーの担当者です。

塗り壁の施工は、塗装作業より「道具」の面、
又「技術」の面でいささか大変です。
今回行った塗装の場合は、塗料以外に必要な道具は、
「手ぬぐい」と塗料を入れる「器」だけで、
自前の用意も簡単でしたが、
塗り壁は、鏝や攪拌機、材料を練る大きな容器、
そして材料を載せる板など、一回だけ施工するために購入するには
負担が大き過ぎますので、
一回目同様、塗り壁のメーカーの方にお願いをして、
必要なものはお借りするという形にしました。

同時に、施工当日は前回同様、技術的な指導も
お願いする形で段取りをしました。

リフォーム工事ということで、
既存のビニールクロスが残っている部分もありますので、
その上に塗れるリフォーム用の材料としました。

ちなみに、設計打ち合わせの段階で、
家族が集う主要な部屋は塗り壁にしたいとの要望があり、
その方向で検討しましたが、
結局、予算枠の関係で安価な壁紙張りとなっていました。

その検討段階で、希望の部屋を塗り壁にすると、
これくらの金額になるという数字は施主の頭にも
ありましたので、
それを殆ど材料費だけで施工できる訳ですから、
納得もするし、自分達の希望を自分達の手で実現するのですから、
断然やる気も出てくるのです。

続きは「その3」で。