「有能な職人は寡黙で気難しい」
というような事をよく聞きます。
逆に「雄弁な職人は注意せよ」とも言われます。

私自身、これまで印象に強く残る職人を思い浮かべた時、
確かに殆どが寡黙な人であり、気難しい人です。

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(注:写真と本文は直接関係ありません)

気難しいが故に、
人間関係では色々と問題を起こしたりもします。
その人との関係確立には、それなりの時間がかかります。
しかし、一旦心が繋がると、
不思議に「深い」繋がりが持てるという感覚があります。

職人の「言葉」は、その「仕事」であり、「技」です。
職人のした「仕事」を見る時、
様々な「言葉」がそこから聞こえてきます。
それはとてもストレートで、隠し立てが出来ません。

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だから、特に言葉を交わさなくても、
職人さんとはたくさんの話が出来てしまいます。
職人の世界は、将にそんな部分があります。