ここのところ「省令準耐火」についての質問が多い


準耐火構造で建物を建てると燃え難いので火災保険が安い

知り合いの保険屋さんに聴いたらおおよそ2/3くらいになるそうな

これが次に建て替えるまで(保険を終えるまで)続くので結構な額になるのでしょう



『省令準耐火構造』とは建築基準法の「準耐火構造」には該当しないが

住宅金融公庫が準耐火構造に準ずる耐火性能を有する構造の建物と定めている

内容はともかく『省令準耐火構造』であることが確認できないと保険は安くならない



建築基準法の「準耐火構造」には2種類あって簡単に書くと

イ準耐:主要構造部が準耐火構造

ロ準耐:外壁が耐火構造または主要構造部が不燃材料でできている



木造住宅の場合は主要構造部(柱・梁・屋根・床・階段)の木材を不燃材料で覆って

準耐火性能を有するイ準耐火とする



実際は外壁の防火構造に採用される「グラスウール+石膏ボード」の組み合わせを

主要構造部(柱・梁・屋根・床・階段)にも張り巡らせるとイ準耐となる



建築基準法の準耐火構造なら建築確認申請書の4面【5.耐火建築物】の欄に

「準耐火建築物(イー2)」のように書かれるので保険屋に見せれば安くなる



保険料が安くなる分と準耐火構造のためのコストアップ分

どちらがお徳かは工務店に聞いてみてください

ただし、上記のふたつの金額の多少だけにとらわれず

より火災に有利な家に住み続けるという安心料を加算することも大事かな