今日の夕焼けは見ごたえがあった。赤く染まる雲が北に流れる。

 一日中パソコンと戦いのはての夕方、ちょっと出掛ける機会が多い。昨日は家電屋さん。発端は玄関の球が切れたことにある。居間のライトが少し暗いことも気になり、さらに洗面所の蛍光管がメーカーでクール色と呼ばれている青い色のもので、顔色が悪く見え、女系家族の我が家では化粧のできに影響を及ぼしかねない状態にある。今回は電球購入にその目的がある。

 たとえ電球購入といえど、あなどれない。洗面所の蛍光管は建築の専門家でもある私が、間違って購入したものである。家電屋には様々な誘惑が待ち受けているからだ。

 店舗に入るとすぐソーラー発電コーナーがあった。この時代、ソーラー発電は当たり前になってきている。驚いたのは金額だ。前から家電屋のソーラー発電設備は安いと聞いていたが、認識の半額の価格が表示があり、法律の後押しにより今後ますます増える事が予想される。

 誘惑のカメラを横目に電球売り場に直行する。今日は比較的時間があり、後ほど家電をゆっくり見たいがためである。まずは蛍光管売り場の前で価格を確認する。一概に蛍光管といえどもいろいろな種類のものがあり、手ごわい。もちろんそれらは価格が違い、1本と4本などまとめて購入はまた違うので、さらに厄介である。幸か不幸かこの売り場は種類があまりなく、前回の失敗を注意すれば選択肢があまりない。選択肢がないため気落ちし、4本購入予定だったが1本とした。
 躓いたのは玄関の球である40Wか60Wで1個\200程度だが、入り口でソーラー発電などを見たこともあり、色合いは気に食わないがLEDにしてみようかと思ってしまった。我が家で初めてのLEDになる。消費電力は1/10だが、価格は15倍。悩んだあげく、LEDと白熱球の両方を選定。
 問題は居間のスポットライト電球である。当初白熱灯100Wが3灯ついていたのだが、節電という錦の御旗によりこの18年の間にいつの間にか電球色蛍光灯に変えられた。どうも少し暗い感じがする。
そこで知らない間に明るくしてやろうという作戦だ。見ているうちに100W相当電球色蛍光灯を発見!、3灯のうちの1灯を実験のため購入することにした。それは現在取り付いているものの容量を把握していないためだ。

 ここで注意しなければならないのは、選定した電球を店内を持ち歩かないことだ。なぜなら家電屋さんの醍醐味はここから始まるのだ。

 最近の家電業界、海外との競争に苦戦。数年前にはまず見ることがなかった海外製品も、今では当たり前のように陳列しているし、デザインも悪くない。家電店舗の観察は世界の動きを感じることもできる。

 ・・・まさか家電でこのような長文になるとは思わなかったが、次回に伸ばすほどの内容でもないため書き進むことにする。

 カメラ売り場に戻り、手に取る。我使用650万画素のカメラはもう古い。しかしまだまだ使える。「良い物を長く使いたい」という欲求を家電業界は満たしてくれない。この辺りに日本の苦戦があるのではないだろうか・・・などと考えながら、扇風機売り場に行く。

 さすがにこの季節。様々な種類が並んでいる。私は羽根のない扇風機を体感したかったのだが、スイッチの稼動方法がわからず、動かせなかった。近くに係りの人もいなかったし、購入予定もなかったので次の機会とした。

 しかしやはり家電で一番興味深いのはパソコン。一日中かちゃかちゃやっているし。2ヶ月前にノートPCを購入したばかりだが、また次のが欲しい。画面の華麗さと、キーボードとマウスに線がつながってない事を確認してテレビコーナーに突入する。

 我が家には古いテレビがある。使えるのに捨てなくてはならないことに不満なためだ。地デジチューナーでも買ってみようか・・・などと見ると、録画機能付のチューナーがあり、驚く。考えてみると、アナログテレビもプルーレイチューナーと接続すれば視聴可能との事がわかり、有意義な時間をすごせた。

 さて、そろそろ疲れてきたので帰途につこうかと歩きだすと、マッサージコーナーがある。だいぶ前、ここでマッサージ機を試すと、その間ずーと営業され、疲れはててしまったことがあったが、最近その手の人はいないよう。それ以来試したことはなかったが、久々に試してみた。マッサージ機は10台ほど並んでおり、4人が使用していた。

 前列中央で試すと、かなり快適だぁ。肩が凝るという経験はないが、肩を揉まれている時少し痛いので、もしかしたらこれのことかも知れないと思う。極楽のような15分だった。その間、店内風景も観察でき素晴らしい時間をすごせた。もう一度この快感をと、再び15分揉んでもらう。

 大満足で立ち上がり、まだ使用中の人を見た。「しまった!靴を脱ぎ、足を揉んでもらうのが正確な使い方だった」僕は大満足だったのだが、その機能をすべて体感していなかった事に悔やむ。しかし30分も体感したのだから、もうこれ以上は・・・次の機会にしようと思いつつ・・・金額を見た。僕が体感した機種は27万円、隣のマシーンは47万円だった。「しまった!高い方を体感すべきだった」・・・様々な思いを残し、始めに選定した電球を購入、帰途についた。

 そして車の中で、家電屋は男たちのデズニーランドだと感じ、秋葉原文化の根源を見つけたような気がした。

 長文で様々な誤字誤文があるように思いますが、本日はお腹も透きましたので、見直しもせずにここまでとします。お疲れ様でした。

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