有栖川さんの『長い廊下がある家』を、読ませていただきました。
長い廊下とありましたが、これほど長いとは驚きました！

表題作の『長い廊下がある家』のほか、『雪と金婚式』『天空の眼』『ロジカル・デスゲーム』の計四作品が収録されています。それぞれの作品に特徴があり、有栖川ファンにとっては嬉しい構成。

個人的には『雪と金婚式』に、なんとなく惹かれるものがありました。
たぶん子供の時に楽しんでいた、ミステリのクイズ本的なトリックと優しさが、感じられたからかもしれません。(←これ、良い意味ですからね)

表題作の『長い廊下がある家』に関しては、何でこんなに長い廊下が造られたのかが、最大で最高の難問ではないでしょうか？(←これは職業的視点)

ちなみに丸メガネの大学生君が登場しますが、私も丸メガネだったりして。
いや、意味は無いのですが・・・・・・。

『暗い宿』を未読の方は、そちらと併せて読まれると、面白さが二乗すると思いますので是非。



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