建築的じゃない日々 - 建築士ブログドットコム
神奈川県小田原市荻窪<br />天工舎一級建築士事務所<br />安井 俊夫<br />toshio0223@k-tantei.com<br />TELFAX:0465-35-1464
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tenkoushya
2013-12-28T03:06:18Z
2013-12-28T12:06:18+09:00
毎朝、サッシの縁やガラス面にビッシリと付いた水滴を拭くのは、意外と手間なもの。
そうでなくても忙しい朝、出来れば見なかったことにして、このまま出掛けてしまおうか? なんて事さえ考えてしまいます。
カーテンを厚めの布に変えたり、ガラスを単板からペアガラスに取り替えてみたり、あるいは梱包用のプチプチを窓ガラスに貼り付けるなんて方法で、この結露対策をしている御家庭もあるようです。
そんな厄介な結露ですが、内障子を設置している窓には、意外とこの結露が少ないということを御存知でしょうか?
御存知のように障子は、鴨居と敷居に溝が掘られており、その溝に沿って動く木製の建具。最近ではワーロン紙と言う破れにくい紙が貼られることも多いですが、もともとは和紙が張られている室内用の建具です。この障子、窓の内側に設置すると、意外と優れものなのです。溝が彫ってあるので、その分密閉性も高いのです。
その結果、断熱性や遮音性に優れ、それでいて採光は確保できるという優れもの。
ただしお値段がちょいと高い。それから洋風テイスト満載の家の場合、デザインに注意しないと、チグハグな感じになってしまいます。
でも結露に関する悩みは、グーンと減る事と思います。
これから家を建てようと考える方、内障子を検討されてみては如何でしょう。
冬の朝の仕事が、一つ減るかもしれませんよ。
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
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tenkoushya
2013-12-14T09:24:30Z
2013-12-14T18:24:30+09:00
「24時間換気って、絶対必要なの?」
むむむ、なんと返事をしようか、一瞬悩んでしまいました。
まず基準法的に言えば、住宅における24時間換気は義務化されているので必要です。
これは工事の新築、増改築を問いません。
室内における化学物質の濃度を、換気することによって下げ、健康被害を無くそうと考えられたものだから。つまり基準法的に言えば「必要です」と言うのが回答。
ただそのリフォーム屋さんが言うには、リフォームと言っても壁のクロスを張り替えたり、床のフローリングや畳を新しくする程度のリフォームで、許認可は必要ない程度なのに、それでも必要か?と、いう意味だったようです。つまり早い話が付けたくないのよ、 ということらしい。
そこで、こう聞き返してみました。
「火災報知器の設置も義務付けられていますが、それは設置するのですか?」と。
返事は設置するとのこと。
理由は値段が安いことと、設置しておいた方が万一の際には安全だから、だそうです。
矛盾してる・・・・・・、いや、矛盾してないか・・・・・・・、いや、やっぱり矛盾してるな。
住み手に対する安全を考えるのなら、火災報知気も24時間換気も同レベルで必要でしょ?
基準法や消防法では、両方とも設置が義務付けられているのだから。
(火災報知器の設置は消防法の決まり)
この部分を指せば、言ってることに矛盾がある。
でも火災報知気の設置は、1個2~3000円程度の費用で済む話。居室と階段、台所に設置すればいいのですから、多く見積っても6個か7個×2~3000円のこと。
ところが24時間換気の場合は、そうはいかない。
全部の居室に対する換気が必要なので、30坪ぐらいの広さの住宅なら、ざっと15万から20万円は掛かる筈。それも新築での話であって、工事が遣りにくいリフォーム工事の場合なら、ひょっとすると、もっと掛かることになる。つまり予算を安く上げたいと考えるならば矛盾は無い。
許認可の必要の無い工事であると言う前提の上で、住み手が望んでいない24時間換気を、工事に含むのか含まないのか? 総額が高くなる分、悩ましい気持ちはよく分かる。
でも!ここで悩んじゃいけないような気がすると言うのが、私の結論! つまり24時間換気は設置しましょー! と言うこと。
火災報知器の設置も24時間換気の設置も、共に住み手の健康と安全を思えばこそのこと。
そこをキチンと説明し、設置するのが良いでしょうと、お返事したのですが、納得したようなしないような。渋々と、「それじゃあ言うだけ言ってみるよ」といっていましたが、さてどうなることやら・・・・・・。
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tenkoushya
2013-06-26T09:31:39Z
2013-06-26T18:31:39+09:00
主人公は、建築設計事務所に勤める二級建築士の女の子。その主人公が木造の特徴や構造的な安全性を勉強しながら、家を設計すると言う物語。
なぜ女性と書かずに女の子と書いたかと言うと、ちょっと「萌え系」を意識していると思われるから。
主人公の女の子に、木造の知識をガイドするナビゲータは妖精。しかも、ちょっと大工さんみたいな感じの変な妖精なのだ(笑)
さすがに建築の専門書で、こんなキャラクターにはお目に掛かったことがない。なんとも斬新、なんとも画期的な本。これを読むことで木造の勉強が出来るなんて、なんとお得な一冊だろう。と言うことで、ご興味を持たれた方は、お試しあれ。
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tenkoushya
2013-06-13T22:54:41Z
2013-06-14T07:54:41+09:00
創作ギャラリー蓮RENと、一体で建てられていた葉山文化塾の建物は、全ての窓にカーテンではなく、障子が設けられていた。床から天井までの大きな障子は、両面に障子紙を張った太鼓張りになっていて、冬の陽射しを柔らかに室内に取り込んでいた。
この障子、今でこそあまり使われることも少なくなったが、一般の方が想像している以上に断熱と防音の効果が高く、かなりの優れものだと思っている。
窓と適当な間隔を空ける事が出来れば、インナーサッシのように音と熱を遮ってくれる。
結露で悩む窓に設置すれば、結露対策に有効な場合もある。
またカーテンやブラインドと違い、閉めると隙間が無いので、その効果は高い。
また紙の持つ透過性は、和室のみならず洋室にも意外な効果をもたらしてくれる。
形状にはバリエーションがあるし、障子紙を工夫すれば、粋な使い方もできる筈だ。
採用される機会が少なくなった障子だが、家の設えを考える時に検討されてみては如何だろうか。
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tenkoushya
2013-06-06T11:24:38Z
2013-06-06T20:24:38+09:00
駐車場の位置やアプローチの取り方、駐車スペースの広さ、台数は、と考え出すと何かと悩ましい。
傾斜地の中に建つ建物と駐車場が離れている場合には兎も角、建物の傍まで車路を設け、車を横付けしたいと考えると、これがまたなんとも悩ましい話になる。
車路の幅、突き当りでの転回スペースの必要性、擁壁の有無や舗装の種別、樹木を極力伐採しないルートの検討と挙げればきりが無いのだが、中でも悩むのは車路の勾配のこと。
基準法上、スロープに変わる車路の勾配には決まりがあるが、これは建物に関する規定で、車路の基準は車路を設ける建物用途や場所によっても違ってくる。だけどそんな規制が無くても、バンパーなどの下回りをこすらずに登れる勾配には、車種や車路に進入する道路との角度等によって、自ずと限界値があると言うもの。
また急な角度の車路に無理やり進入した場合、突き当たり部に展開スペースが設けられないような場合には、その急な車路をバックで後退しなければならない。自分が運転することを考えたら、絶対に嫌だ。さてどうする? とまぁ、そんなことを悩み中。
参考までに書けば、商業施設などに見られる立体型駐車場のスロープが、約10%から13%程度。およそ1/8勾配と言った感じ。(余談ですが、クルクル回る車路って目が回りません?)
悩んでいる計画地の車路が、どー考えても20%勾配、約1/5勾配。つまり商業施設の立体駐車場のスロープの、およそ倍の勾配。さらに言えば、行き止まり部で転回スペース無し。私なら絶対に入りたくない(笑) さて、どうしましょう?
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2013-05-31T03:51:34Z
2013-05-31T12:51:34+09:00
レッドシダーのスノコ材に、キシラ・デコールを塗っています。
「塗装は、どのくらいの期間もちますか?」と聞かれることがありますが、塗装屋さんによると、「新築時に塗装した場合なら、7~8年は大丈夫! その後は3年から5年程度のサイクルで塗ったら良いかも」とのこと。勿論、陽の当たる場所、当たらない場所といった具合に、条件の違いがあるから、あくまでも目安。
またスノコなんかの場合は、板の裏側を塗ることは出来ないけど、それはそれで仕方ないらしい。濡れたり汚れたりするのは、あくまでも表面側が一番なので、裏まで手が回らなくても、そこは仕方ないと諦めようとの話。うんうん、なんとも潔い(笑)
それから自分で塗る場合、簡単で良いからペーパーを当てる方が良いらしい。つまり紙やすりで擦って、カビや汚れを落とした上で塗った方が、木にも良いし、当然持ちも良いとのこと。ご自身で塗りたいと考える「DO IT 派」の方も、頑張ってみてください。
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tenkoushya
2013-05-26T10:17:45Z
2013-05-26T19:17:45+09:00
敷地の中に、テニス・コートがある。
差し障りがあるので敷地全景の写真はUPしないが、見渡す限りが自分の敷地。
もうこうなると、何処にどんな建物を建てても良いかも知れない(笑)
それにしても良い天気。
身を切るような寒さも、この空の青さに暫し忘れるほど。
道路に落ちたフェンスの影も、軽やかなリズムを感じさせる。
春はまだ遠いけれど、必ず来るんだなぁ・・・・・・なんてことを考えながら、敷地外周をお散歩。いやマジでグルリと回ると、お散歩状態。
日頃歩かないので、ちょっと運動になったかも?(笑)
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2013-05-24T02:18:24Z
2013-05-24T11:18:24+09:00
東日本大震災の被害建物の調査、鑑定に従事して頂く鑑定人(建築士)について
内容の詳細に関しては、ご自身の責任で確認し、御判断下さい。
今、自分に出来ること、やるべきことを冷静に見極め、無理なく長く続けられることを頑張りましょう。
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2013-05-23T22:52:24Z
2013-05-24T07:52:24+09:00
朝になってようやく退治したけど。
先日作って住宅模型は、こんな感じに出来ています。
模型を作って確かめたかったのは、色が付いた時のイメージ。
この前UPしたパーツは、格子をイメージしたものでした。シールの接着剤が残ったりして、ちょっと失敗だったかも。今度、同じようなパーツを作るときは、少し考えた方が良いかもしれない。
ちなみに、こうした模型作りというのは、誰かに教わったものではありません。たぶん大学でも専門学校でも、教えていないと思います。少なくても私は教わらなかった。だから我流、見よう見真似。完全オリジナル。もうちょっと器用に生まれたかった(笑)
建物正面の雰囲気は、こんな感じ ↓
計画当初に作ったスタディ模型は、下の写真。
大枠では同じですが、色が違うと、建物全体の雰囲気がぜんぜん違うことに気付きます。
また格子の取り付け部分は、外壁と面で揃えてしまうよりも、少し引っ込めて取り付けたほうが良さそう・・・、なんてことにも気が付きます。この建物は着工されており、明日は基礎配筋の検査予定。明日、現場で相談しよう。
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2013-05-23T16:23:33Z
2013-05-24T01:23:33+09:00
気分転換なら、「ミステリじゃない本を読めば良いのに・・・」と言う意見は置いといて。
読んだのは鮎川さんのクイズ本。
まず問題編が提示され、後ろの方に解答編が掲載されているクイズ形式の本。
子供の頃に、この類の本を沢山読んだので、とても懐かしい感じがします。
なにより有名な『達也が嗤う』が載っているので、クイズ好きで未読の方にはお薦めの一冊です。
もっともクイズといっても、「コテコテのミステリ」ですから、とんちのクイズとは訳が違いますが。
こういうクイズ形式のミステリを読むときに、問題編の中に散りばめられた情報を、「絶対に探し出してやろう、犯人を当ててやろう」と、目の色を変えて読む方がほとんどだと思いますが、私の場合は違います。私の場合は、出来る限り綺麗に騙されたいと思いながら読んでいます。
だから解答編を読んだときに、「おおー、そんな所にヒントがあったのか!」とか「これはミスリードだったのか」と、驚くことが出来れば、それで満足なのです。
「それじゃあクイズ本として楽しく無いじゃん」と言われる方も居るかもしれませんが、手品を見るときに、「トリックを見破ってやろう」と思ってみる人と、「純粋に驚きたい」と思って見る人の違いと言えば分かると思います。
綺麗サッパリ、見事に、あっと驚かされるのが大好きなのです。
ミステリ読みとして、緩いと言えば確かに緩いのですけどね(笑)
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