福島は昨日今日と30℃を超える気温となった。

 10年前建築のクライアントから電話があり、地震の被害状況を確認に出かけた。大変ご無沙汰をしており、反省しながら車を走らせる。クライアントの笑顔は10年前とまったく変わらず、建物も味のある風貌となった。僕もこんな味がでてきただろうか・・などと思い、あの頃のことがよみがえり、なんか照れくささを感じた。

 今、福島は放射線に苦しんでいる。目に見えない事が一層不安を呼ぶのである。

 不安の1つが政府発表の数値は本当なのか?という疑問だ。数値は地表なのか、1m程度のところか?20mを超える上空の数値で本当はズッと高いのではでは?などである。

 本日、ガイガーカウンター(放射線測定機)を知人から借りる機会があり、敷地や道路、家の隅々を測定してみた。

 結果的にはほぼ政府発表の数値と同じであった。土の部分はコンクリートやアスファルトに比べ高い傾向にある。意外なのは外部でも屋根のかかっている部分の数値は開放部分より1/3程度になる。我が家は3階建てであるが1階から3階まで数値はほぼ同じで屋外の1/7~1/8程度であった。しかし窓近くは高くなる傾向にある。

 どれも一般に良く言われている事なので、測定する事によりそれを確認でき一安心することができました。