住まいの省エネルギーに関することについては、
平成25年基準での外皮平均熱貫流率UA値、
さらに平成28年基準で加わった
平均日射取得率ηAC、ηAHから
すでに5〜8年を経過していますので、
設計者のみならず、住まい手側の認知度も上がっていると思います。

しかし、こうした性能基準が上がってくると、
重要度を増すのは、実際の施工現場での確認です。
その性能を発揮するための工事がちゃんとおこなわれているか、
それに対する設計監理がおこなわれているか、
それにかかっているといっても過言ではありません。

着工して取りかかかるのが基礎工事となりますが、
その時点での事前確認が非常に重要となります。
在来工法であれ、枠組み壁工法であれ、
現在は、プレカットやパネル化が一般的ですので、
工事契約が完了するのと並行して、
取り合い部分の詳細設計がスタートします。

私の場合は、基礎工事着工前に以下の項目についての
詳細設計をおこなっていて、
もう20年以上前からこのスタイルです。

1.    基礎ホールダウン金物、アンカーボルト位置
2.    基礎パッキン、気密パッキン位置
3.    外部給排水雨水経路の確定と雨樋竪樋位置
4.    基礎下給排水衛生ガス冷暖房配管位置

構造図については、私の方で設計しますが、
平行して構造事務所は、壁量・偏心率・剛性率・層間変形角の
計算書を依頼して、ホールダウン金物他の金物をすり合わせます。
これが1.となります。

2.以降については、一見省エネルギー性能とは
無縁に感じるかもしれませんが、
実は、これが重要な要素となります。
この辺りは、次回のお話しに。

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  ・・・どうも、ありがとうございました。

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