軸組落とし板壁工法と枠組み壁工法。
投稿日:2013年07月08日月曜日 21時41分52秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: 住まい設計
![20130708-梁伏図1.jpg 20130708-梁伏図1.jpg](https://www.kenchikushiblog.com/media/1212/20130708-梁伏図1.jpg)
柱と梁の間に、Jパネルを落とし込み、
筋交いのない粘り強い軸組工法を形成。
柱・梁・Jパネルが現しの内部は、
木質感と木の香りに溢れた素材感のある空間。
温熱環境でも、気密性を高め、
深い庇や袖壁により、西日を遮りつつ、
通風計画による自然の風を取り入れた、国吉田物語。
![20130708-スタット図1.jpg 20130708-スタット図1.jpg](https://www.kenchikushiblog.com/media/1212/20130708-スタット図1.jpg)
二世帯住宅となる豊田物語は、
枠組み壁工法による界壁を持ち、
上下階をシェルターとして壁が包み込みつつ、
高気密、高断熱により、セントラル冷暖房を採用し、
通路空間を取り入れたオープンなプランにより、
親世帯に、通路、便所、洗面所も、
広間、居室と同じ温熱環境を実現して、
住まいの中のヒートショックを無くした仕様。
内部空間には、ルナファーザーの紙クロス、
ホタテの貝殻を混ぜた調整性能のあるホタテペイントにより、
澄んだ室内環境と効果的な米杉板壁が、
コントラストのある木質空間を演出。
![20130708-国吉田7071.jpg 20130708-国吉田7071.jpg](https://www.kenchikushiblog.com/media/1212/20130708-国吉田7071.jpg)
外壁の防火サイディングは、最も目立たないグレーとし、
アプローチ側には、アルプス石灰岩を使用したスイス漆喰の
カルクウォールの白い壁の国吉田物語。
ガルバリウム鋼板のプリーツ状新壁・ZiGと
再生される旧建物の木舞・広木舞・化粧タル木の下屋が
新旧のコントラストを織りなし、
緩やかなスロープが、アプローチ庭を巡っていく豊田物語。
![20130708-豊田1.jpg 20130708-豊田1.jpg](https://www.kenchikushiblog.com/media/1212/20130708-豊田1.jpg)
まったく異なる工法は、
それぞれの住まいを創り出すための最適解。
同時並行ですが、なかなか面白い組み合わせです。
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・・・どうも、ありがとうございました。
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