今回の山口県長門市の油谷湾温泉ホテル楊貴館リノベーションで
何度も山口入りしておりますが、
長門市周辺地域のリサーチはおこなっておりますが、
新山口駅と現場とは車での移動ですので、
ほとんど他へ立ち寄ることがありませんでした。

今回の左官工事を一手に引き受けてくれました
山口県長門市三隅下の福田左官店福田靖氏。
オープン当日に、運良く現場でお目にかかることができて、
現場の苦労話と労いのお話をしていたところ、
いきなり、そういえば曽田さんって知ってる?

突然のことに・・・ン、聞いたことがあるような。。。
まさか、東京の一色建築設計事務所時代の仕事で
山口から東京へ出向して一緒に机を並べた懐かしい設計者のお名前、
もう35年前になります。

今回の油谷湾温泉ホテル楊貴館リノベーション完成の山口入りのおりに、
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202104/article_1.html

曽田さんが代表を務めるトピア(Topia architects)さんの社屋に
お邪魔することができました。
https://www.topia-i.co.jp

曽田さんと共に、設計をおこなったのは、
入社5年目に関わった大規模木造建築プロジェクト。
山口県宇部市のハウスメーカーの新社屋を
カナダから直輸入したカナダ杉、
無垢キャンツ材300角を使用した大規模木構造建築で、
延べ500坪の当時日本最大の木造建築と16m木造タワー。


写真は、新建築1987年3月号

当時の青焼き設計図書の製本をまだ大切にとっておいてくださって、
見せていただきましたが、1986年35年前。。。
20歳代後半の自分の手書き図面と対面することができましたが、
色々なことが思い出されて、感慨無量でした。
 


構造設計者の接合金物スケッチから、
接合金物図を描き起こして、製作金物リストにしましたが、
柱脚部、片筋交い部、両筋交い部から
主梁部の片筋交い部、両筋交い部、
管柱部、小梁部、そしてタワー部。
描いては検討・修正、描いては検討・修正・・・と
永遠に終わらないような記憶が蘇りました。。。

そんな懐かしいお話しに盛り上がりましたが、
トピア(Topia architects)さんの社屋も素晴らしものでした。
https://www.topia-i.co.jp/ourcompany

背後に山を背負った広い敷地に、
気持ちの良い、ゆったりとした社屋がくの字型に広がり、
野趣溢れる造園と雨水を循環させたせせらぎには、
多くの野鳥がやってくる。
トピアさんの住まいづくりを実践した素晴らし住環境でした。

訪問の記念プレートを記して、スタッフの皆さんと写真撮影。
広報担当の方に送っていただきましたが、
いや、お互いに歳を取ったなぁ。。。

また、山口市内でご夫婦で設計事務所を主宰する
これまた一色建築設計事務所OBの奥様も
忙しい中、スケジュールを調整して駆けつけてくださり、
これも懐かしい再会となりました。

新型コロナ変異株の感染拡大次第ですが、
また、ゆっくりと時間を取ってお目にかかりましょう。。。
今回は、ありがとうございました。

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