ポイント(2)で、施工会社に依頼する場合に大切なのは《設計力》の見極めというお話をさせていただきました。
端的に言えば、その会社が実際に建てた家を数軒見せてもらうのが、
一番良い方法です。
そこで、自分がどう感じるのかを、自分に問えば良いのです。

見せてもらった数軒が、平均的に「気に入った」という感触があれば、
あなたにとっては、その会社はそれなりの《設計力》があると判断して良いと思います。
建てるのは「あなた」ですから、自分の感覚での判断でOKです。
家族で判断する場合は、家族全体でどう感じたかを出し合って、決める必要がありますので、
決めるのはちょっと大変かもしれません。

数軒を見て、「気に入った」ものと「何だか、いまいち・・・」のものとばらつきがあったら、
《設計》という面では期待できないと判断すべきで、
その時点で、その会社は選択肢から外します。
高いお金を出して、もし「何だか、いまいち・・・」の方に転がってしまったら、最悪です。
「賭け」をする必要はありません。

第一段階がクリアできた会社については、次の見極めの段階に入ります。
実際に建てるという段階に行くまでに通らなければならないのは、
《設計》という作業になります。
それは、建て主を含めた形で、打ち合わせを重ねて、形にしていく作業です。
ですから、その「設計打ち合わせ」をどのように進めて行くかを聞きます。
そして、実際に設計担当の方と会う事と、
これまで建てた物件の図面も見せてもらいましょう。

②に続く