躯体工事が終わりますと、
屋根のルーフィングに、外壁の透湿防水シートで
ひとまず、雨への対応を済ませます。

このタイミングは、事前に分かっているので、
その日に合わせて、屋根・外壁下地と
サッシ取り付けなどが、間をおかずに入れます。

軒先板金1.jpg
破風先の水切りは、目立たない納まりと同時に
住まいの端正な顔創りに欠かせませんが、
ここは、板金屋さんの腕がものをいいます。

内部に目を移しますと、うだるような暑さ。
そこで、額に汗して配線工事をおこなうのは電気屋さん。
私の電気系統図を元に、描き出した電気施工図、
これを基に、回路別けをしながら、
Fケーブル(絶縁被覆ケーブル)と呼ばれる線で、
指示図の箇所に、各ボックスと共の設置します。

私は、ここで一般的なスイッチ(H=1200)、
コンセント(H=250)とは別に、
カウンター上や下のコンセント、各スイッチ、
内外部の壁付照明器具(ブラケット)の位置を
マジックで、各柱、壁でチェックしていきます。

集中する制御盤1.jpg
さらに、セキュリティ制御盤、電気錠制御盤、
セントラル冷暖房制御関係コントローラ、
インターホン、給湯器リモコン、スイッチ、コンセント、
住まいの制御が集中する壁のレイアウトをチェック。

各取付プレートの大きさは、まちまちですから、
どこで高さを合わせて、どう間隔を取るか、
使い勝手に留意しながら、現場で決めていきます。

照明位置1.jpg
こうしておくと、電気屋さんのやり直しも少なく、
すっきりと配線をまとめることができます。
また、この段階を通して、自分の考えを
職人さんとコミュニケーションを取っておくと、
のちのち、ここはこうするだろう?と
職人さんの方で、私の目の届かなかったところも
しっかりフォローしてくれます。
図面だけでなく、現場で汗するのも大事な仕事です。

それにしても、この暑さの中での現場作業は、
体に応えますが、水分補給に気をつけながら、
みんなで、良い住まいを創り出すために、
精を出す、下積みの力をいつもながら実感です。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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