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ロンシャンの礼拝堂、ラ・トゥーレットの修道院に続く、
3番目の宗教建築であるサン・ピエール教会は、
建設地の軟弱地盤や建設費オーバーなどから
高さを50mから34mに変更したにもかかわらず、
基礎部分が完成しただけで頓挫し、
その後約20年間も放置されていました。

この未完の作品は、その完成予想図がCGで再現されるなど
注目を集めていましたが、地道な努力が実を結び、
2003年になってようやく建設が再開し、2006年に完成。

東側の壁面に開けられた小さい穴は、
祭壇背面から無数の光の帯が差し込み、
西側は西日を取り入れる緑色の四角い明り取り、
塔頂部には黄色と赤の大きな明かり取りが設けられ、
それぞれが時刻に応じて、祭壇の十字架を照らし出す、
まさに、光の教会といえる演出がほどされております。

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3年前の生誕120年の展覧会で
模型などと共に展示されましたが、
なかなかお目にかかれない完成写真です。

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なお、本日の建築日記は、
私の学校の建築計画講義の補完記事となっております。

<連絡事項>
さて、屋根を取り巻く帯のような物体は
いったいなんでしょうか?
その結末は、次回講義にて。
写真の印象も併せて、
コメントに添えてください。
罰ゲーム『私の夢』或いは
『一発ギャグ』発表でもいいですが・・・。
注意!:コメントは、こちらのブログです。
ほぼ日刊アトリエMアーキテクツの建築日記
http://atelier-m-architects.at.webry.info/

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