カメラドアホン親機、電気錠操作盤、湿度調整器、
セントラル冷暖房システム空調リモコン×2、
そして各照明スイッチが、操作のし易い高さと位置に
綺麗にレイアウトされてできあがりました。


特に設備が集中する住まいのコントロールセンターのレイアウトは
躯体内のボックス位置と本体の設置位置のズレがあり、
各々の大きさがまちまちですので、
どこを合わせて、どれだけ離すかは非常に微妙。


躯体から、合板やら端材やらを挟んで、
計算通りの寸法位置にボックスが配置されます。
これが一見バラバラのような位置になりますが、
すべて製品が取り付けられると計算通り。


躯体工事が終わって、上棟式がおこなわれた昨年の5月。
もう9ヶ月前になります。
パネル化による躯体の建て方工事が終わってから、
本体の大工さんが外部廻りの破風、軒裏、通気胴縁など
外周部工の事に入った頃に、私はひとり現場で、
臨時アトリエを開設して、パソコンの図面と
現地の躯体を見比べながら、
住まい全体の電気設備や給排水衛生設備、
防犯設備などのすべてのボックス取付位置を
実際の躯体の中に一つ一つ描き込んでいきます。


この住まいでのスイッチ・コンセント他の
総数は約100箇所。
さらに照明器具が内外合あせて約160箇所。
さすがに今回のお住まいは大型のため、
通常の住まい3件分ほどの量となりますので、
すべての位置出しを済ませるのに4日間かかりました。


この作業は、電気屋さんも設備屋さんも入らない、
現場監督にも、私には構わないでくださいと言って、
ひたすらひとりでブツブツ言いながら、
パソコンからお気に入りの曲を流しながら。。。


こうした作業を最初におこなっておくと、
こちらも出戻りも少なくて良いですし、
電気屋さんも設備屋さんも楽に作業できて大助かり。

それだけに、私の指示通りとなりますので、
その責任は、すべて私にあることになりますが、
これだけの数となると、どうしても
図面からの漏れだったり、一部移動だったり、
その後の現場進捗状況の中で、必ず出てきます。

ただ、こうした作業を私が先行しておこなっていれば、
多少の手直しは、設備担当者も
快く?変更を引き受けてくれますので、
そこは、労力のかけがいがあります。

また板張の壁では、板割付の目地の位置との
調整など、位置が決めるには素材も関係してきます。


揃っていて当たり前、揃っていないと気持ちが悪い、
観る人が観れば分かりますが、
やはり、壁の中に整然とレイアウトされていると
住まい手にとっても使い勝手が良くなります。

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