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大井川にあります2×4工法の躯体パネル工場。
私の住宅で採用するのは、今回で6棟目、
その技術力の高さと施工精度の確かさは、
私の設計する住まいで折り紙付き。

今回は、新たな取り組みとして
信州材の唐松・赤松の国産材スタットを使用する
補助事業として、昨年から生産と強度実験を重ね、
年末に、パネル工場へ納入されました。

ご覧のように、スタット材の小口には、
すべて番号が振ってあります。
今回の素材は、全品検査がおこなわれているため、
一本一本の強度も把握されています。

もう一つの取り組みは、静岡物語2の
特殊な敷地条件のへの対応。
敷地の間口が4.5mしかなく、
片側の隣家の住まいが、境界線上に建っているため、
この面に足場を建てることができない。

このため構造壁に、透湿防水シート、通気胴縁、
外壁材、サッシ、水切りを
あらかじめ取り付けた完成壁を製作し、
建て方工事をおこないます。

このため、パネル工場に外壁屋さんに行ってもらい、
完成した壁パネルに、透湿防水シート、通気胴縁、
外壁材、サッシ、水切り、コーキング処理を施して、
躯体工場で、壁を完成させます。

この作業のため、事前に入念な打ち合わせ。
微妙な寸法の逃げや納まり、通気口の出入りなど、
色々な問題を一つ一つ解決しながら、
今週末の施工に向けて、準備を進めています。

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