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まだ、外構が一部残りますが、
いよいよ本日、引き渡しの静岡物語。

道路面が地階レベルとなっていて、
道路からのアプローチはトンネルのような
アプローチギャラリーと称する通路を経て玄関へ。

この上部は、鉄骨のフレームと、
その間に差し込まれて網入りガラス、
そして、その上部に架けられたFRP製ルーバー。

このルーバーは、海洋プラントのデッキに使用される
耐候性の強いものですが、
建築のルーバーにも転用されます。

かつて、設計監理を担当した
世田谷区立等々力児童館・地区会館の前面にも、
近隣への視線を遮るために
使用しております。その様子は、こちらから。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/200610/article_12.html

さて、静岡物語のアプローチギャラリーに使用しましたが、
上部は、デッキから庭へ続く床としても機能し、
夏には、格子状の影を、コンクリートの壁面に
落とし込むことになるでしょう。

春夏秋冬、四季に応じて影が変化する、
これも、住まいを彩る風景の一つです。

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