2011年 4月の記事一覧

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11年04月25日 09時43分42秒
Posted by: tenkoushya
ハヤカワ『ミステリ・マガジン2011年06月号』が出ます。
今月は連載開始から17年、劇場版映画の公開から15年を迎えた、『名探偵コナン』が特集されています。黒の組織や怪盗キッドと、ますます目が離せないコナンですが、まずは劇場版『沈黙の15分』に関するインタビューが気になるところ。勿論、映画の前売りチケットは購入しましたので、観に行く前に読んでみたいと思います。
私が説明するよりも、早川書房の予告ページをご覧いただいた方が分かると思います。
       ↓
ミステリ・マガジン2011年06月号
それにしても今月の『ミステリ・マガジン』は、盛り沢山な内容ですね。
有栖川有栖氏、森宣広氏、日下三蔵氏なども、エッセイを書かれているようです。

特集記事も目先が変わり、ひょっとしたら初めて本誌を手に取るような方も、いらっしゃるかもしれない今月号は、いくつかの長辺連載小説も最終回を迎えます。それと同時に私のエッセイ「建築視線」も最終回となりました。勿体無いような号で最終回が迎えられて、個人的にはとても喜んでます。

振り返ると本当に、あっという間の一年でした。ミステリバリバリの作家・論客が顔を並べ、読者の方もミステリに造詣が深い猛者ばかりと伺った本誌の中で、全然視点の違うエッセイを、ピントを外しながら書いた一年間は、書く事の怖さを今まで以上に感じると同時に、緊張感のある楽しい時間でもありました。

私にオファーしてくださったK編集長をはじめ、素人の私を叱咤激励しながらサポートしてくれたY編集者さん、そして毎回校正に御苦労してくださったスタッフの皆様に、深く深く感謝しております。

だって考えてもみて下さい。ミステリファンの方が、日本全国に何万・何十万といることか! そしてその中で、「私も『ミステリ・マガジン』に書いてみたい!」と思う方が、一体どれぐらいの人数がいるか想像も付きません。そんな中、一年間も連載ページを持たせていただけたのですから、それがどんなに凄いことか、今更ながらに実感しています。
私のエッセイの最終回が載っている6月号、少しでも多くの方が手にとっていただけることを願いつつ、まずは一区切り。長い間、ありがとうございました。

神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
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11年04月19日 17時55分04秒
Posted by: tenkoushya
ブログを書いては消し、書いては消し、チャンと書けない日が続く。
原発の話、燃料棒融解の話、クレーン車の事故の話、自粛の話、差別の話、リフォームの話、選挙の話、書評の話、連載エッセイの話、近所の犬が死んだ話、観たい映画の話、思わずウルウルしてしまった音楽の話、読み掛けのミステリの話、読み終わったミステリの話・・・・・・。

書けば毒になりそうで書けず、また今はそんな話をしている場合でも無いような気がして書けず。たぶんテンションが下がりめなのかも・・・・・・。

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11年04月15日 17時21分18秒
Posted by: tenkoushya
築40年経つ住宅を、リフォームするご相談をいただいた。
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外を見ただけでは築40年とは感じないが、室内のこう言う箇所を見ると、その歴史を見て取ることが出来る。

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11年04月14日 09時24分19秒
Posted by: tenkoushya
SONYが電力不足問題を受けて、夏休みに二週間規模の大型休業を考えていると発表した。7月以降の休日に出社し、その代わり電力が不足するであろう夏に、まとめて休んでしまうという考え方らしい。

なるほど、たしかに一斉に休めば工場は止めることが出来、節電に繋がるだろう。関連する企業でも、それに追随することが可能な企業は右に倣えばよい。だが中小企業はどうするのか?

SONYに納める小さな部品を作るような中小企業は、大資本の大企業と同じことをやっていては、生計が成り立たない。勿論、節電に努めることは当然だが、それでも大企業SONYと同じ真似は出来ないのではないだろうか。

仮にSONYが休んでいる間も休まずに働き、SONYが動き始めたら品物を納めたり、あるいは購入したりすることで問題なければ良いのだが、本当にそれで大丈夫なのか少し心配になる。

自分ひとりで黙々と、生産活動を行なえるような業種業態ならばよいが、なかなかそんな業種は少ないと思う。だけどSONYの節電対策案は、ひとつのモデルケースであることも間違いない。

夏の電力需要がピークになる時期を見据えて、自分の仕事・職場・家庭で、どのような節電が行なえるのかは、真剣に考えるべきだと思う。コンセントをこまめに抜くという、今やっている程度の話ではなく、もっと抜本的な対応策としての話として。

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11年04月11日 11時51分49秒
Posted by: tenkoushya
震災後、一ヶ月が経った。
余震といえないほど、大きな余震が続く毎日。
阪神・淡路大震災の時には、震災直後早々に建設が始まった仮設住宅も、今回は建設場所の確保に難航しているため、思うように着工出来ないのが実情だと聞く。また建設資材の確保は整ったといわれているが、被災地以外の周辺地域でも建設資材は足りていないのに、本当に確保できているのか疑問が残る。

福島原発を中心とした避難範囲が広げられようとしている状況の中、この一ヶ月とは、一体どんな時間だったのだろう。

内閣府が発表している、各地の揺れやすさを示した地図がある。
都道府県ごとに細分化された地図は、大まかでは有るが揺れやすさを7段階に色分けして示している。自分が住む地域の揺れやすさを、概略で知っておくには都合が良い。

地震のゆれやすさ全国マップ

また国交省がまとめた下記のサイトには、津波・高波・高潮や火山が噴火した際のハザードマップも見られる。これも地域ごとに細かく載っているので、自分の住む場所の状況を知っておくに越したことは無い。

国土交通省ハザードマップポータルサイト

ただ福島原発が建っている海岸エリアが、揺れやすいと示されていることを見ても、知ったからといって過信してはいけないし、油断してはならないということだろう。
参考までに。

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11年04月05日 18時03分49秒
Posted by: tenkoushya
構造設計者と、津波の力の大きさに関して、話をしていました。
例えば2階建て木造住宅で、仮に30坪の広さの建物を考えたとき、その建物の総重量は30t程になります。乗用車一台が1tだと仮定すると、およそ30台分の重さです。これが同じ大きさの鉄筋コンクリート住宅になると、その重さはいきなり6倍の180t程になります。

今回の北関東大震災の津波は、木造の住宅を根こそぎ押し流していました。水が引いた後の様子を見ると、コンクリートの基礎だけが残っていることが分かります。つまり土台と柱を繋ぐアンカーボルトが引き抜かれてしまい、その結果建物が流されてしまったのだということが分かります。

柱と土台は地震の力に拠って引き抜かれないように固定されているのに、どうして引き抜かれてしまったのだろうか? ひょっとして津波に負けないようにするには、柱と土台を今以上にガッチリと固定すれば良いのでは? と、考えてみました。でも、話はそう単純でもありませんでした。

まず木造の建物には、想定出来ない浮力が発生します。つまり木は水に浮くってこと。それから地震力や風圧力は、ある程度推定できたとしても、津波の場合はその高さ(これは面積といっても良いでしょう)が、どのぐらいのスピードで押し寄せてくるかが想像できないのです。

今回の津波は、最高で39m近い高さの津波が、時速30kmあまりの速度で押し寄せた場所があると聞きました。1m×1mの水の固まりの重さが1t。これが39mの高さになれば、その幅が1mだとしても39tの重さになります。それが時速30kmの速度でぶつかって来たのですから、その力は想像も出来ません。地震の力でコンクリート住宅が転がってしまうことは有り得ませんが、津波の力ならコンクリートの住宅を転がしてしまうのです。

今までは建物を建てる際に、地震や台風に対しての安全性を考慮していましたが、これから先、ひょっとすると津波に対する耐性も考える必要があるのでしょうか。ちょっと想像も付きません・・・・・・。

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11年04月04日 09時52分08秒
Posted by: tenkoushya
丹沢山を北に背負う、神奈川県足柄上郡山北町。秋に開催される丹沢湖マラソンも有名な場所。この山北町で、今年もさくらまつりが催されています。例年と違い、派手なイベントやフェスティバルは自粛されているそうですが、それでも桜は咲いています。「日本人の心」とまで言われる桜の美しさを、愛でることにやましい事など何もありません。人が綺麗なものを見て、綺麗だと感じられ無くなることの方が、よほど怖いことだと思います。

そんな山北町では、北関東大震災の被災者を受け入れる活動も行なわれています。これは他の市町村に見る行政主体の動きではなく、あくまでも民間レベルの活動のようです。

小田原市でも被災者の一時受け入れが行なわれていますが、行政が主体で動く場合、受け入れる入居施設は県営・市営・町営といった行政庁が運営管理する賃貸住宅に限られているようで、その施設に空きが無い場合には、体育館などに受け入れているのが実情です。小田原でも小田原アリーナと言う体育館を、一時的な宿泊施設として提供しています。

もちろん、体育館だって良いと思います。でも少し廻りを見回せば、空室のアパートや住宅がたくさん有ります。それらの建物には個人の大家さんが居るから、金銭的に負担を掛けられないという理由から、一時的な仮住まいに提供できないということも理解できます。でも、そこに解決策は無いのでしょうか? 他の市町村では、民間のボランティア団体が同じ発想から動き出し、家賃にあたる費用の捻出を、寄付で賄えないかと模索しているグループもあると聞きます。許されるかどうかは分かりませんが、ひょっとすると義援金の一部を、それに充てる事だって可能かもしれません。

寒さの緩み始める時期と言っても、それでも東北の寒さは厳しく、冷たい避難所の床に段ボールを敷いて寝る冷たさは、想像を超えている物ではないでしょうか。そんな非常事態に、セオリー通りの動き方だけでは対処しきれないことも有ると思います。

過疎化が進む山北町には、まだまだ堅牢で程度の良い空き家が、何年も放置されたままの状態で建っています。勿論、それにも所有者が居るのですが、そんな建物を上手く活用して、既に被災者を受け入れているそうです。こうした民間の知恵とフットワークの良さ、そして広いネットワークを駆使した活動が広がることを願っています。

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