魔法瓶は断熱材でくるみ、ふたを密閉することで中のお湯が長時間冷めないようになっています。

ならば 家にも同じ原理が当てはまるのでは?

ということで、外壁周りを断熱材でくるみ 窓枠周りをきっちり気密テープで気密し 
設備用のスリーブ穴の周りやら その他いろいろな部分を隙間の無いように気密します。
そうしないと魔法瓶と同様せっかく断熱しても効果が減ずるのです。

しかし、魔法瓶の原理をそのまま家に適用しようとすることが 果たして人体にとって
本当によいこととは思えません。

なぜかといいますと ひとつの点として24時間の機械に頼った換気設備(ダクト配管を
要する換気設備)が必要になるからです。

これって本末転倒ではないでしょうか?

私はできるなら 大掛かりな機械換気設備に頼らないで断熱と気密はそこそこに
「寒かったら1枚着る」「暑かったら1枚脱ぐ」そして「窓を開けて換気する」ということのほうが
健康的なような気がします。

もちろん快適なことは当然必要ですが 機械に頼ってあまり快適にしてしまっては、免疫力 
というか 抵抗力というか、心身ともに弱くなるのではないか と考えてしまいます。

それで、私の場合そのあたりが気になって とても機械に頼った大掛かりな換気設備を
住宅の設計に入れることが出来ないでいます。

しかし、これは私見であって そんなことは無い と言われそうですが・・・