急傾斜地に建ち、リビングルームが森に浮かぶ様に

ガラスを多用し、森の中間層部分をインテリアに

取り込んだ家をつくった。


地面に立ってこのリビングを見上げると

天窓のある天井がよく見える。

天井はフラットにしたい。


そこで障子を水平にはめ込み、天窓の光を拡散させる

光天井の設計とした。

からし色の和紙をポイントに使ったり、

組子のデザインを工夫して、

熱気抜きのために枡型の開口をいくつもあけた。

この孔から直射光が、室内を時の経過とともに

移ろいでいくのが楽しい。


光に生命を授ける手法だ。