大補のデザインディテール8-色使い
投稿日:2009年07月17日金曜日 09時37分03秒
投稿者:PDOパッシヴデザインオーケストラ カテゴリー: General
色とは、すなわち白色光の反射です。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の光に分解できます。
人はこの反射光の波長の長さで「色」として
感知します。
様々な色がこの世にはあります。
当たり前の話ですが、全ての色彩は自然界の中に
意味を持って存在しています。
人はその「意味」と切り離して、美的、心理的効果を
ねらって駆使する技術を持っています。
建築においてもモダニズムでは多くの試みが
なされてきました。
ただ、表面処理的なもの、余りに作為的なことは
やはり「色あせ」てきます。
さて、私が建築で使う色について考慮することは、
その素材の性質に則した色であるとともに
風土との調和、連続性です。
外壁の塗り壁はその場の土、石を表現すべきです。
板壁は周辺に自生する樹の幹の色に沿うべきです。
屋根は空や森の緑を映しますから無彩色です。
写真の家は一見、原則から外れて見えます。
全体に様々な白を組み合わせています。
南アルプスの巨大な山脈を抱くように建ちます。
この山脈は毎年10月20日ごろ冠雪し
5月の終わりまで真白き峰々なのです。
それと一体化するように「白」です。
![](https://www.kenchikushiblog.com/media/1115/山は青き、故郷.JPG)
そして梅雨明けの昨日、いかがですかこの景観。
「山は青きふるさと」とつい口ずさんでしまいます。
空と山塊と建築が一体となっています。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の光に分解できます。
人はこの反射光の波長の長さで「色」として
感知します。
様々な色がこの世にはあります。
当たり前の話ですが、全ての色彩は自然界の中に
意味を持って存在しています。
人はその「意味」と切り離して、美的、心理的効果を
ねらって駆使する技術を持っています。
建築においてもモダニズムでは多くの試みが
なされてきました。
ただ、表面処理的なもの、余りに作為的なことは
やはり「色あせ」てきます。
さて、私が建築で使う色について考慮することは、
その素材の性質に則した色であるとともに
風土との調和、連続性です。
外壁の塗り壁はその場の土、石を表現すべきです。
板壁は周辺に自生する樹の幹の色に沿うべきです。
屋根は空や森の緑を映しますから無彩色です。
写真の家は一見、原則から外れて見えます。
全体に様々な白を組み合わせています。
南アルプスの巨大な山脈を抱くように建ちます。
この山脈は毎年10月20日ごろ冠雪し
5月の終わりまで真白き峰々なのです。
それと一体化するように「白」です。
そして梅雨明けの昨日、いかがですかこの景観。
「山は青きふるさと」とつい口ずさんでしまいます。
空と山塊と建築が一体となっています。
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