新年明けましておめでとうございます。

いつも私のブログをご覧頂いているお一人お一人にご挨拶申し上げます。


私はスプリンググリーンを訪ねたあの秋の日を

何度も何度も思い出します。

F.L.ライトの豊かな発想はその生い立ちによるものが大きいでしょうが、

その発想を具現化する手法として、

日本の美意識、意匠処理に学んでいた事は明らかです。

そうした美を日本人でないアメリカ人のライトが

客観的、論理的に建築デザインとして昇華し、

現在も色あせずに見せてくれているのです。


ライトの建築はヨーロッパ人から見て

とてつもなく神秘的に見えるでしょうが、

日本人の私から見ると必然のデザインであり

おそらく、正しく理解できていると思います。


このスプリンググリーンのライトのスタジオ「タリアセン」は、

同じ職業人としてのライトの心に

直にふれることのできる私にとっての「聖地」です。
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そして、今年またここを訪ねるつもりです。