家の設計をしていて、階段はリビングから、というスタイルが私の中で
ほぼ定着していました。

子供が2階に上がる時も必ずリビングを通らないと(親の姿を見ないと)行かれない
ような造りが子供の教育上も良いという考え方と、内部温度差(2階と1階も)をなるべく均一にしたい、という考えとからであったのですが。

とっとっところが・・・

最近まで子供だった若い人の意見が新聞にありました。

お風呂から上がってパジャマ姿のままなのに誰にも合わずに自分の部屋に行けない。

会いたくないお客にも会わなければ自分の部屋に行けない。

最悪だったのは暖かい空気が2階へ行ってしまいものすごい寒い家だった。
自分が家を建てるときは階段は絶対にリビングにはつけない・・
と言うのです。

なるほど、長野県は寒いところですから、分からないでもないのですが。

住む人によって考えが正反対な事もある、と再認識。

自分が良いと思っていても必ずしも人は良いとは思わない。
まさにそれぞれの住まい手にあわせた柔軟な設計が必要と深く考えることが
できた記事でした。