昨日は朝早くから予定が立て込んでいて、夜遅くの打ち合わせが終え、その後に長いブログを書いた。書いた内容は、「エアコンの設定温度28℃の根拠は?」という内容だったのだが、ようやく書き終えてUPする段になって全部消えてしまった(×) あまりのショックだったことと空腹だったこともあり、そのままPCの電源を落とす。

もう同じボリュームを書く気は無いので、要点だけ掻い摘んで書くと、「エアコンの設定温度は28℃じゃないと人間失格」みたいな風潮になっているが、その温度根拠は何処にあるのか?と言う話。調べた結果、たぶん根拠は無いというのが話の締めだった。

建築の勉強をした方なら、環境工学の勉強の中で習った筈だ。快適温度とは湿度に影響し、夏なら温度26℃、湿度60%ぐらいが適当と。少なくても私はそう記憶している。

それを2005年当時の小泉内閣が、排出効果ガスの低減に努めようと提唱する際に、一つの例としてエアコンの設定温度26℃を28℃に上げたら、CO2の年間排出量が最大で約300万トン減らせるかもよ?と、試算したことをきっかけに、どこをどう歪曲させたのか知らないが、「エアコンの設定温度は28℃が適当」という話に擦り変わってしまった。 

でもさ、28℃の設定温度だって、熱中症に掛かるときは掛かるよ。それに温度だけの話がクローズアップされているけど、一度だってその際の適切湿度の話に触れたのを聞いたことが無い。「不快指数」と言う言葉を聞くが、あれは温度と湿度のバランスのことを言っているのに、そこに「節電への意識」が加わると、途端に湿度の話が消えてなくなり、温度だけの話が注目される。

で!こう言う話に一番真面目に取り組み、節電に協力しようとするのがお年寄りだったりする。そして室内で熱中症に掛かったりする。そういうの見るの、もう嫌なんですよね。

節電への意識は大切だけど、どんな年齢、どんな体調・性別の人も、全員エアコンの設定温度は28℃が適温な訳じゃない! 情報に惑わされることなく、自分の体調を鑑みながら、エアコンを上手に使って生活していくことが大事なんです。
・・・・・・みたいな話でした。思ったよりも掻い摘めなかったですが(笑)

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