階段室上部の空間は、使い方次第で
様々な収納として使用できることは、
これまでもいつくかの実例で説明をしました。
・階段上部空間の活用事例1・作業カウンター
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_28.html
・階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_6.html
・階段上部空間の活用事例3・着付教室サポート。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_8.html

今回の自邸のリフォームでも、
不足するクロゼットを増築することにしました。
ただ、ご覧の写真のように、
階段上は、2階と共有する窓があります。
ここをすべて壁にしてしまっては、
階段の上がり口に落ちてくる光がなくなってしまいます。


これまでも、階下に光を落とす透明ブリッジを、

幾つかの住まいで実践しました。
・厚10mmポリカーボネート板による透明ブリッジ
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_24.html

今回は通路ではなくクロゼット。
不透明であることが要求されますが、
本当の不透明では、その光量が大幅に減ってしまい意味がなくなります。
そこで、素材として透明ですが、
多層質断面のためある程度の不透明性があり、
かつ、それ自体に強度がある優れもの、
AGC旭硝子のツインカーボ・タフネス厚25mmを床材に。

さらに、両側をツインカーボクリア厚6mmを壁として、
不透明のクロゼットを製作しました。
こちらのAGC旭硝子さんのカタログにも、
私の建具や目隠しの事例が、4点ほど掲載されています。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf

また、奥行きが1,000mm以上ありますので、
手前に2段のハンガーパイプで洋服掛け、
奧にバックなど普段使いでないものの収納棚2段、
上部には、まくら棚1段と、
前後上下を有効に使用するクロゼットができあがりました。

http://blog.with2.net/link.php?460485
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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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