鉄の骨1.jpg

NHKの土曜ドラマは、結構はまります。
過去にも名作が生まれた、社会派ドラマが多く、
『ハゲタカ』、『監査法人』といった、
現実の事件を彷彿とさせるフィクションは秀逸です。

現在放映中の『鉄の骨』全5回は、
大手ゼネコンによる談合が舞台。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/tekotsu/index.html

東京の大手建設会社を舞台にした談合、
これに、大手建設会社間の追い落とし、
談合しきり役の暗躍、下請け会からの引き抜き、
そして、東京地検特捜部と物語が展開します。

現在、2回の放映が終わっておりますが、
トップページから、ハイライト動画を
見ることができますので、
まだまだ、あと3回楽しめます。

私も東京の設計事務所時代、
公共工事の設計監理に関わる中で、
こうした舞台裏の一端を
感じ取れるような場面に遭遇したことがありますが、
現在は、どのような感じなのでしょうか?

前回から、この談合舞台に、
静岡からトキワ土建という、談合と決別した
建設会社が、東京へ進出しましたが、
これが、私が長年設計研修で赴いております、
建設会社と名前が一部かぶっております。

『時代が我々を求めているんです。』という
社長の言葉は印象的。

必要悪という悪慣習からの脱却が、
単に、コストのたたき合いとなり、
そのしわ寄せが、すべて下請け会社へという構図や
それに伴う建築の質低下を招かないように、
祈るばかりです。

けっして、単なるドラマとして見られない、
NHK土曜ドラマ・『鉄の骨』。
これを業界の皆さんは、どのように見ているのでしょうか・・・・・。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。