木造住宅の工事現場から聞こえてくる音は、昔は大工さんが金槌を打つ
音でしたが最近はコンプレッサーのモーターの音と圧縮空気のが吐き出
される音です。

金槌がエアーガンのように釘を圧縮空気で打ち込む機械に変わった為に
このような音にも変化が表われて来ているわけです。
手で釘を打っていた時には問題にならなかった事がこの機械に変わった
事で注意をしないといけなくなった事に釘頭のめり込みの問題が出てき
ています。

圧縮空気の力が強いために釘の頭が構造合板の表面よりも深く入ってし
まい、本来考えられていた構造耐力が得られ無くなる事が起きます。
ひどい場合は地震などが起きた時に釘が板を貫通してして柱などから
構造合板が剥がれてしまう事もあるわけです。ですから、我々が設計を
して監理をする場合は、設計耐力が得られるように、このような所も
チェックしています。