7/16朝起きた中越沖地震の被害は大変な物で今年3月に起きた能登半島地
震の時よりも被害が大きいのではないかと思います。

被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

今回の地震は建物の損壊が多いように感じていて、報道などで見ると古い
建物の被害が目立ちます。能登半島地震の時の被害状況とは異なっている
ようです。日本は地震国でこのように被害が報道されて建物の耐震が必要
であると言われているのに一向に進んでいないのが現状です。
私のブログの「設計の休憩室」の記事の「地震と活断層」http://shima-sekkei.sblo.jp/article/3316631.htmlの時に書きまし
たが、耐震補強の必要性は理解していても実際には行われていない現状が
有るので、ぜひとも家の耐震診断を行って、必要であれば補強をする事を
お勧め致します。

決して他人事ではなく、明日は我が身なのです。高齢化に伴う資金的な事
で耐震補強の遅れを指摘されていますが、高齢者などの住宅の場合には、
公的な支援方法を確率されるようにしていただきたいものです。
このように建物が倒壊した場合、人命が奪われるだけでなく、様々な形で
社会に経済的影響も出る訳ですから、住宅が個人の物であると同時に社会
的な面を持っている事を理解される事が必要ではないかとも思っています。