フードマイレージってご存知ですか?海外の食料品は、たくさんのエネルギーを使って運ばれて来ます。フードマイレージとは、食料品が運ばれてきた距離のことだそうです。たとえば国産の小麦を使ったパンを食べると、自宅のエアコンの温度を1℃下げるくらいのCO2削減になるということ、「フードマイレージ・キャンペーン」では、食べ物が運ばれて来た距離を測って、その時発生するCO2 100gを1POCO(ポコ)と定めて分かりやすくしています。意識して国産の食べ物を選ぶことで、自分が出すCO2を減らそうと言うわけです。ちなみに、さまざまな生活行為をこのPOCOに換算したのが以下の数値です。        ・テレビを1時間消すと 0.4POCO  ・使わないコンセントを抜くと 2.4POCO  ・3㌔を車でなく自転車にすると  3.3POCO  ・お風呂の水を洗濯に再利用すると 0.5POCO   ・ジャーの保温をやめると 0.8POCO  ・国産小麦の食パン一斤を買うと  0.35POCO       ・輸入小麦の食パンを買うと 1.45POCO 国産アスパラガス1本を買うと 0.01POCO  ・輸入アスパラガスを買うと  3.14POCO 国産品を買うことは同時にCO2の削減に貢献することが分かったと思います。建築産業の材料購入も同じことが言えます。地産地消は、建築材料を生産する企業にとっては受け入れがたいものがあるでしょうが、地場で産する材料を使うことは、運ばれる距離が少なく、CO2を減らして、かつ地域の活性化を促す良い方法だと思います。