パッシブとは、太陽などの自然エネルギーを建築的な方法や工夫によってそのまま熱として、建築に取り入れ、活かす技術や仕組みをパッシブソーラーシステムと言いますが、これに対し、集熱器のような特別な装置で太陽熱を濃縮したり、電力に変換したりするのがアクチブソーラーと言います。
 パッシブの基本は、「熱や力を自然のまま利用し、しかも汚れを生まない」こと。自然の力を出来る限り活かして気持のいい室内温度環境の家を創ろう!と思っています。日射量の全国でも一番少ない秋田県で、このエネルギーをどのくらい活用出来るのか、コスト的に成立するのか、幾つもの課題は山積しています。だけれども、地球の温暖化で建築業界は一番目ぐらいに責任がある思うのです。
化石エネルギーを出来るだけ少なく使い、CO2の排出を抑えることを考えると、この方法が最適と、私には思えるのです。まだ実現はしていませんが、パッシブソーラーを基本とした家作りを探求していきます。
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地域と地球はつながっている―「グローカル」の視点

太陽エネルギーの特徴は、うすく、ひろく、まんべんなく、という点にあります。石油で得られる熱のように集中的高温ではなく、分散型エネルギーです。こ
うした特徴を持つ太陽エネルギーは、一軒一軒の住宅が利用するのが最も現実的であり、必ず大きな効果を生むはずです。

これからのエネルギー利用において大切なことは、このように、その土地、その場所でできることはする、という発想であり、エネルギーを使う場所にできるだけ近いところで、ローカルに賄えるものは賄う、という方向です。

地球温暖化をはじめ、多くの環境問題が叫ばれていますが、それらは一軒一軒の家や暮らし方と密接に関わっています。エネルギーを遠くから運ばずに地域で供給するあり方は、そのまま地球問題と結びついています。地域と地球―― ローカルとグローバルが、今日ほど分かち難く存在している時代はかつてありません。




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