このアトリエ兼住宅はパッシブソーラーハウスでもあります。パッシブソーラとは太陽の熱等自然のエネルギーを機械に頼らずに建築的に工夫して取り入れて利用することを意味しています。反対に機械を使って積極的に利用するのをアクティブソーラーといいます。なにがこの家のパッシブかというと、まずはこの環境です。これはこの場所を選んだことで、すでにパッシブになっています。写真をご覧ください。ほぼ同じアングルの夏と冬です。


雑木林の木々が木陰を作っています。実はこの写真は家が出来て間もないころのものです。現在はこれほど木は接近していません。ですが、木の蒸散作用で夏はやはり付近よりずっと涼しく感じられます。



そして、冬です。
雑木林なので木々は葉っぱを落とし、お日様が一杯家に入ります。


この太陽の熱を最大限利用するために南側にはおおきな開口を設けてあります。ガラスはペアガラスです。

夏の写真をよく見ると勾配屋根にルーフウインドウがついて、それが開いているのが分かると思います。
建てた当時あまりに木が鬱蒼としているので、南側からの光はほどんど期待出来ないということで、屋根に大きなルーフウインドウを3つ付けました。前の断面図も見てほしいのですが、地下からこのルーフウインドウまで吹抜けでつながっています。夏は暑い空気がこのルーフウインドウから排熱され、それによって地下の涼しい空気を誘引されることを期待して設計しました。ほぼ期待通りの効果が出たと感じています。

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