建築設計 アトリエ105ブログ - 建築士ブログドットコム
秋田県大館市柄沢字狐台54-87<br />アトリエ105<br />鳥潟 宏一<br />master@atelier105.jp<br />TEL:0186-43-5065
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2009-10-19T23:42:00Z
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atelier105
2009-10-19T23:42:00Z
2009-10-20T08:42:00+09:00
秋田「家」倶楽部 の住宅展を行ないます。お近くの方はどうぞ来て見てください。
私は24日の午前中のみ展示会場にいます。その他の日は残念ながらいろいろ所用があって会場にいることは出来ません。
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atelier105
2009-10-03T08:43:58Z
2009-10-03T17:43:58+09:00
これらのドアハンドルも建て主さんが是非使いたいと自分でカタログを取り寄せて実現しました。この他にも同じメーカーのユニークなハンドルもついています。
田舎ではなかなかお目にかかれない、こだわりを持つ建て主さんです。
ところで、今ネットで検索したら、当時はオリヴァリの日本代理店があってそこを通して購入しましたが、今は見当たらないですね。なくなったのかな?
当時、ちょっとしたハプニングがありました。オーディオルームのドアは防音性を考えて既製品のドアにしようと思ってました。でもやっぱり家に合わないので、工事中に急遽既製品はやめて建具屋さんに製作してもらうことにしたのですが、だったらハンドルを同じメーカーで合わさなくてな意味がない。ということで、オリヴァリの代理店の担当者に電話しました。ところが、輸入物ですので希望のハンドルは日本にはなく、イタリアから取り寄せということになりました。
今と違って、海外から取り寄せとなると、数ヶ月もの時間がかかる時代です。とても工事期間に間に合いません。ところが、オリヴァリの担当者の方が、今丁度妻がイタリアに行ってもうすぐ帰ってくるので、持ってこさせますと言って、さらに、お代はいいです。サービスとしますと言う。なんとも粋な計らいに甚く感激したのを今でも鮮明に覚えています。
最後におまけ。
これ。3年前に物置を家の隣に増築しました。(左側)かわいらしい孫のような物置です。お隣の住宅とくらべて、随分低いのですが、これで2階建てです。
上清水の家のお施主さんとは今でも交流があって、しょっちゅう家にお邪魔してます。本当に良く家を手入れしてくださる方で、ご自分で数年ごとにペンキも塗って維持されています。家の中も見事に綺麗にされています。
設計者にとって最高の建て主さんです。
今回で上清水の家は終了です。
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atelier105
2009-09-26T07:16:29Z
2009-09-26T16:16:29+09:00
水仕舞や排水、髪の毛などの処理を考えてユニットバスの下半分だけ使用しています。壁はモルタルに塗装。急勾配の天井は青森ひばです。このお風呂も24時間機械換気されています。そのせいか、この写真は竣工後9年ほど過ぎて撮っていますが、ひばにまったくカビ等見られません。もちろん家族の方の手入れの賜物でもあります。
この浴室の窓は南側を向いています。明るい日差しが入るお風呂です。
この家は普通の住宅地に建っています。敷地が約100坪と少々大きいとはいえお隣とそんなに離れているわけではありません。
でもバスコートがあるおかげで、このように外を見ながらお風呂に入ることが出来ます。このアングルでは見えませんが、青空も星も見えます。
つづいてトイレ。
あんまりトイレまで紹介する家もないと思いますが、あえて。・・見てほしいのは照明。
ガラスの手洗い器が照明になっています。完成当初はこれだけでしたが、やっぱりちょっと暗過ぎて、建て主さんが用意したのが左側の緑色した小さなランプ。
お風呂と一変して暗く、でもちょっと落ち着くトイレです。本は読めませんけど。
もう一つのブログ「ソファに座って」もどうぞご覧ください。]]>
atelier105
2009-09-19T00:34:30Z
2009-09-19T09:34:30+09:00
斜めの線があると空間に流れが出て来ます。洗面所は小さな空間ですが、斜めの壁があることによって奥行き感が出ます。
左奥にバスコートへのドアがあります。
これがバスコート。お風呂の南側にあって、ブナの木が植えてあります。裸でここでビールを飲むことも出来ます。
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atelier105
2009-09-04T23:50:19Z
2009-09-05T08:50:19+09:00
LDKの続きです。南側の窓とその下のパネルヒーターを見てください。
窓は巾1間高さが1.8mあります。真ん中2つがFixで両側が引違になっています。2階の部屋の場合窓が拭けるかどうか、デザイン的にカッコ良くても窓の掃除が出来ないとのちのち困ってしまいます。
最近デザイナーズハウスっぽい住宅がもてはやされていますが、軒の出もなく掃除も出来ない窓が多く見かけられます。設計者もそうですが建て主さんもその辺しっかり考えておかないとあとで後悔することにもなりかねません。
この家のLDKは2階にあります。でもFixの窓の外側には玄関と客間の平屋の部分があって屋根はほぼフラットです。その屋根の上で窓ふきが出来るので、Fixとしました。一番奥の引違はその屋根に出る為のものです。一番手前の引違サッシの外側にはもう屋根がないので、ここは風通しと窓ふきのために引違です。全部引違だと縦框の線がうるさくスッキリしないので中2つはFixです。1間が4っで4間、7.2mの巾の開口です。北国では大きな部類でしょう。
そして、その下の白い物がパネルヒーターです。その部分の拡大です。
これも窓の下ずっと7.2mあります。実際は3.5mのが2本ですが。
これがこのLDKの暖房です。この家が建った当時はLow-Eガラスは一般的ではありませんでした。したがってペアガラスです。当地の冬の一日の最低気温は-7°程度です。この冷気が窓から襲って来ます。ペアガラスでも防ぎきれません。冷たい空気は下へと落ちて行きます。そうすると頭は暖かいけれど足下が冷たくなってしまうということになります。その冷気を暖め上昇させるために窓下の暖房は有効です。もちろんその他の壁や天井、サッシの断熱性気密性の総合力が高くないと、いくら窓下に暖房があったって意味がありません。
高断熱高気密についてさまざまな意見があり反対的な立場の設計者も多数います。でも、北国にこのようにおおらかで開放的な空間をもたらしたことは私にとって素直に喜ばしいことです。
つづく]]>
atelier105
2009-08-29T07:00:54Z
2009-08-29T16:00:54+09:00
2階は光が一杯です。階段の上にもう一つオブジェのような階段がありますが、ちょっとしたロフトへのお遊びの階段です。
階段の右側がキッチン。
そして、LDK
正面の黄色い壁が先ほどの壁。この壁の裏がキッチンがあります。もう半階上がって、正面が寝室。
2階への階段は手前では広く奥へ狭くなっていますので、よりパースペクティヴが強調されます。
左側には巾1間のサッシが4っ並んでいます。窓の下に細いパネルヒーターがあります。(小物類で見えにくいと思いますが)
北国では開口が大きくなるとそこからの冷気も大きくなります。このパネルヒーターは室内の暖房でもありますが、ダウンドラフトを押える重要なヒーターです。ヒーターはあればいいというのではなく、キチンと目的を持って設置しなければなりません。
天井の高さは半階分高くなっています。このLDKはそれほど大きな空間ではありませんが、天井の高さや空間のつながりでゆったりして感じます。
続く]]>
atelier105
2009-08-15T05:23:57Z
2009-08-15T14:23:57+09:00
東は巾一杯窓です。照明器具はこの家を建てる前に以前の家で使っていたものです。
そしてこれが半地下のオーディオルーム。家の設計に当たってLPレコードが3000枚ほどあるので、その収納場所を要望されました。正面にある大きなスピーカーはJBL。この写真の反対側にはターンテーブルが2台。
そして100インチのスクリーンで映画館並みのいやそれ以上の音質で映画鑑賞が出来ます。かくいう私もときどきお邪魔してビールを飲みながら映画鑑賞させていただいています。
天井の塗装は建て主さんが映画への光の反射を考慮して自分で塗られました。
とにかく人生を存分に楽しんでいるご家族です。
この部屋の上がLDKです。]]>
atelier105
2009-08-08T00:18:19Z
2009-08-08T09:18:19+09:00
ドアは木製断熱ドア。アトリエ105では玄関ドアはいつも木製断熱ドアです。秋田県能代市のコシヤマさんに造っていただいています。色やサイズ、形もかなり自由に設計出来、ドアの取手も選べるし、またここ大館市と能代市は比較的近いのでメンテナンスもしていただけるので助かっています。
最近の住宅ではみんな既製品のアルミ製ドアを使用しているようですが、異常にドアの取っ手が立派そうだったり、高さがこれまた異常に高かったり、中にはアルミに見事な木目をプリントしてあるものまであったりで豪華さを競っていますが、その中で行なわれる生活シーンと完全乖離しているように感じます。なので使いたくないのです。
右脇に縦のストライプの箱がありますが、郵便受けです。建物に合わせてデザインしました。かなり大型のものまで入ります。
玄関の中です。正面は客間のドア。その右に小さなベンチ。おばちゃんの為に造りましたが、元気なおばあちゃんには今のところ必要ないようです。その右に造り付けの靴入れ。スペースの関係で縦に長い靴入れです。玄関では印鑑を押さなければ行けなかったりを考慮してちょっとしたへこみをつけています。
昨年、この一連の写真を撮りに行くと電話した時ご主人は仕事中。でもおばあちゃんがいるから行って好きなように撮ってと言われ、外部やLDK等の写真を撮っているうちにご主人が帰られ、世間話をしているうちに夕方になってしまいました。そのため、この玄関の写真は照明を付けての撮影になりました。この写真もこれから出てくる写真も特に片付けるということなく、すべてそのまま撮影したものです。前も書きましたがいかに普段から綺麗にされているか。私も見習いたいですね。
つづく]]>
atelier105
2009-08-01T00:31:01Z
2009-08-01T09:31:01+09:00
前回お伝えしたように、この家はスキップフロアになっています。
玄関から入ってすぐ左がオーディオルーム。4段ほど、下がります。(図面の階段の矢印はすべて下から上がるほうへ向いています)ホールから中2階のLDKへは9段上がります。LDKから寝室がある2階へはさらに6段上がります。つまり、ホールのある1階から2階まで15段。
スキップフロアにした理由の一番は南側にある住宅の影響を出来るだけ受けないようにする為です。この設計が始まったころに、南側に家が建てられました。その家の一日の日影の位置を求めるてみました。すると現在のLDKの位置で地面から3Mほど上がると、冬至の時でもその南側の家の影が出来ないことが確かめられました。それから、どうしても住宅では北側にトイレやお風呂が来てしまいますので、見た目も家の北側はあまり良くありません。一家団らんの場となるLDKで、お隣をあまり気にすること無く生活する、しかも窓を一杯に取って、ということで、LDKの位置を現在の位置に、そして2階にすることを考えました。
ただ、おばあちゃん(当時70才)にとって2階への毎日の上り下りを少しでも軽減してあげたい、おばあちゃんの寝室(1階)から出たら明るいLDKが見えるような高さ関係でありたいと思い、LDKの位置(高さ)を下げることにしました。そうすると必然的にAVルームも下へ押し下げられることになりますが、地面を掘れば掘る程お金もかかってしまいます。そのバランスさせたところが、1階から1.85m上がったLDKとなりました。
つづく]]>
atelier105
2009-07-25T01:32:30Z
2009-07-25T10:32:30+09:00
秋田県大館市に建つ木造2階建て、設計、監理は当アトリエ105、施工は地元の有限会社 佐藤工務店。
西側道路で敷地面積100坪とゆったりしています。車庫は別棟で鉄骨造(真っ赤な柱梁の塗装が印象的)
PLANで特徴的なのは、大きなAVルームが僅かに地面に入り込み、スキップフロアとなっていること。そして、家の中は遊び心一杯の色や空間になっています。
西側外観です。
左側の階段は直接中2階のLDKへのアプローチです。階段の下に倉庫への入口もあります。2階建ての住宅と真っ赤な鉄骨造の車庫の間を通って玄関です。
外壁はガルバリウム鋼板 素地 波板。 右側に2階建ての住宅が見えますが、その視線や影を嫌って、LDKを2階としました。おばあちゃんがいますので、2階のLDKへの上り下りを出来るだけ軽減する為にLDKの下にあるAVルームを少々地面に潜り込ませ、その結果LDKは中2階の位置とすることが出来ました。
PLANについては次回
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