長い期間、仕事を続けていると、稀に初心を忘れてしまうことがある。
どんな志を立て、その仕事を選んだのか。あるいはどんな思いで、その仕事を遣ろうと考えたのか。若さと無謀さだけが取り柄だった頃、想いだけで走ったときのことを、年を重ねていくごとにその熱さを忘れてしまいがちだ。

いろいろな物を背負い、何かのため、誰かのためと言い訳をして、自分のことを守ろうとする。
人はそんな変わり身を見て、「落ち着いたな」とか「大人になったな」と言う。
それを否定する気は無いが、肯定するのも躊躇われる。
創造する人間として、流されてはいけないと思うから。

最近、面白い企画、楽しそうな計画のオファーを沢山頂戴する。
でもけして、どれも楽な仕事ではなく、たぶん大変な話ばかりだ。
楽しそうだと思いながらも、一瞬戸惑う自分を心の奥に見てしまう。
でもきっとあの頃の自分なら、辛い仕事を楽しんだし、喜んでやっていたことだろう。

気が付けば依頼された仕事を、こなすだけの設計事務所に、なっていたような気がする。
コンペなどに参加する提案型の事務所と言う意味ではなく、仕事の無い所に仕事を作り出していく、さらに一つ上の活動をしていた時代を思い出す。今ならさしずめ「攻撃型」とでも呼べるような、活動をしていた頃のことを。

面白いじゃないか、攻撃型設計事務所とは(笑)
今年の事務所の方針が、3月も中盤になってようやく見えた気がする。
だいふ出遅れた感は否めないが。

なにやら仕事が積まれ始めている、今日この頃。
目指すは攻撃型設計事務所。
人前で言うと、少し危険な感じがしないでもないが・・・・・・(笑)
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攻撃型設計事務所・天工舎一級建築事務所