一昔前と違って、今は一つの店舗で、いろいろな商品が売られる時代になった。
その代表的な例がコンビニだろう。
昔風に言えば、駄菓子屋さん+乾物屋さん+タバコ屋さん+文房具屋さん+お弁当屋さん+電気屋さん+銀行+本屋さんと、挙げれば切りが無いほど、いろいろな店が合体している。
そう考えると、なんだか凄い。

今まで想像もしなかったような品が、予想もしなかった店舗で売られる時代だから、多少の事では驚かないのですが、これにはチョット驚いた。

家電量販店で窓を販売

家電量販店のビックカメラが、今度は窓を売ることになったそうだ。
これは「住宅版エコポイント制度」の実施を見越しての話らしい。
たぶん室内の温度・湿度管理と絡めて、インナーサッシを利用して、エアコンを経済的に利用しようと言う提案型販売なのだと思うが、なんか凄いですね。まぁ都会の大型店では、本や食品まで売っている家電量販店があるのだから、ありと言えばありですが(笑)

ただ、これが有りだとすると、この先コンビニでグラスウール(断熱材)を売ったり、スーパーで屋根材を売ったりするような展開にはならないだろうか?

エコは大切だし今回の事が、大きな意味でのエコを考えるきっかけになる事は良い事だけど、もしかして、ただの企業の事業内容・販売物品のボーダレス化にはならないだろうか?

ビックカメラは窓の取り付け工事を、関連する工事会社が行うと書いてあるから大丈夫だと思うが、ビックカメラに続けと後発で名乗りを上げる会社が、取り付け工事に対して責任ある施工を行えるかが心配です。せっかくの良い製品なら、正しい施工で、正しい性能を確保したいですよね。

天工舎一級建築士事務所