こんどは 電車のロングシートです。シートの両端についている肘掛が気になっています。昔は 肘掛だけがつけてありましたが ちょっと前までは この写真(相模鉄道8000系)のように 肘掛パイプ(あるいはパネル)+ガードパイプが一般的でした。
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このところ 新しい電車は みんな 肩まで一体の「ガードパネル」になりました。(写真 みなとみらい線Y500系)
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視覚的には圧迫感があって 窮屈そうな感じがしますが みなさんもご存知のように「寄りかかれ感」「守られ感」「フィット感」があって とても居心地のいい席になっています。ここで 読書・居眠りをするのが快適で この座席を確保できるとうれしくなります。ロングシートの一人当たりの座席幅をmm単位で拡げる努力を続けているなかで ちょっと抵抗がありそうなこのデザインに変えるためには 多くの議論と検証を重ねたのだろうなと思います。(ちなみに このパネル 測ってみたら 厚みが4㎝ 窪みの深さも4㎝でした。諸条件の最適値ということになるのでしょうが この数値を決めるまで どのくらい考えるのでしょうか)