ふるさとを離れなければならない人の気持ち。その気持ちを長年子供たちを見つめてきた学校に受けとめてもらう。

福島のみならず、全国の地方都市に点在する廃校。震災時、またその後に続く活用方法のﾓﾃﾞﾙｹｰｽとしたい。

・・・という思いから計画案を作りました。

http://www.ht-net21.ne.jp/~eca21/haikouriyoukasetsu.pdf

福島もこんな季節となりました。

　3.11 14:46 震災時、ﾃｰﾌﾞﾙ造作のためクライアントの実家蔵で天板材料捜索中だった。福島市周辺では蔵の被害が多くみられ、捜索中の蔵が頑丈で良かった。

　あれからあっという間の24日間だったが、再びﾃｰﾌﾞﾙ天板捜索を実施。今度はじっくり見ることができた。伐採後20年以上経っているケヤキ。なかなかのものである。24日前まではﾃｰﾌﾞﾙ1個作成予定だったが、実家でも座卓を作りたいとの要望があり、そちらもデザインすることになる。

材料がケヤキで硬く、虫にやられてる部分などもあり、なかなか手ごわい。ちょっと時間を頂き、素材を大事にしながらデザインしたいと話した。

　ﾃｰﾌﾞﾙが1個から2個になったのだが、この24日でずいぶんいろいろな事が変わったと感じた。

　昨日、所属する日本建築家協会(JIA)東北支部福島地域会は県内会員が集まり、災害対策本部を立ち上げました。同時に県内各地被害状況報告や活動指針等の話し合いを行いました。

　これを期に災害と闘う福島建築家集団に変わりました。

　私心ですが・・僕たちには4つの課題があると考えます。
①災害建築への対応・・すでに応急危険度判定等で各自活動
②避難施設や仮設住宅の検討・提言
③原発問題
④津波被害地の都市計画の検討・提言　　　　です。

　僕たちは福島県・東北を愛しています。

　福島はあたたかい一日でした。

　昨日仙台では相変わらずｶﾞｿﾘﾝｽﾀﾝﾄﾞに並ぶ列があり渋滞となっていましたが、本日福島で並ぶことなく満タンに入れることが出来ました。移動の不安が解消され何歩も前に進んだ気がします。

　先日、パソコンの可動音が気になり分解、掃除をしました。地震片付けによりほこりを吸ったためと思われます。分解すると案の定、埃を多く吸っていました。今までも何回か実施経験があります。埃をカメラレンズ清掃用のもので吹き飛ばす手法をとりましたが、組み立てる段になり今まで見たことのない小さな部品がポトリと落ちました。どこから落ちたかいろいろ探りましたが発見できず。そのままで起動してみると今までと変わらずです。なので今使用のパソコンは部品が1つ足りない状態。

部品が一つないくらいでは動くんですね。