2021年 2月の記事一覧

«Prev1Next»
21年02月21日 22時34分31秒
Posted by: macchan

昨年からホテル楊貴館リノベーション計画に携わってきましたが
その『油谷湾温泉ホテル楊貴館』さんが、
http://www.hotelyokikan.jp

このほど開催されました第五回旅館甲子園の
決勝で、見事グランプリに輝かれました!!パチパチパチ

全旅館連合(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会)
その加盟数は各都道府県47組合、
組合の旅館ホテルは約16,000軒という規模。
http://ajra.jp/ajra_2728/

旅館甲子園は、まずその各都道府県の推薦を得て出場が決まり、
一次審査、二次審査を通過して、
トップの三軒の宿が決勝にコマを進めるというもので、
まさに、旅館甲子園!

その中に、トップ3に残ったというニュースだけでも
凄いと思っていたのですが・・・、
今週東京ビックサイトでおこなわれました決勝で、
見事との頂点・グランプリ獲得の偉業を達成されました。

<追記>
一部ニュースには、他の施設がグランプル獲得という記事となっていますが、
今回は、トップ3の三施設がともにグランプリという結果とのことです。

油谷湾温泉ホテル楊貴館のテーマは『感謝と恩返し』
楊貴館で働く皆さん、地域の生産者の皆さん、油谷で暮らす皆さんへ、
様々なエピソードを踏まえた沢山の感謝を伝え、
コロナ禍の苦しい中でも前向きに、
恩返しのプロジェクトを進めていること。

このような主旨でのプレゼンテーションだったとのこと。
素晴らしいテーマですね。
さらに、亡き父とお母様への恩返しとも。。。

このホテル楊貴館さんの活動は、
地元の山口朝日放送でも、
昨年取り上げてもらった密着取材がありました。

やまぐち未来人・ホテル楊貴館「若旦那」こと岡藤明史さん
https://www.yab.co.jp/jc_broadcast/83520

ここでも、紹介されていますが、
昨年、新型コロナウィルス感染拡大の緊急事態宣言の時、
4月が前年比2割、5月が閉館でゼロ。。。
そんな営業休止期間に、従業員さんの発案で、
地域の公共空間の清掃活動をおこない、
観光業に携わるものとして、
地域への恩返しの想いを伝えたそうです。

こういう素晴らしい従業員の方々に支えられている楊貴館ですが、
ホテル前面にある油谷湾を一望できるという
これだけでも癒やされますが、
さらに温泉が、美肌の湯としても有名です。
とにかく、お肌がつるつるとなり、
さらに保湿効能もあるため、その効果持続して、
私も、必要以上に美肌になりました・笑。

現在も新型コロナウィルス感染拡大第三波・・・
しかし、そんな苦境の中だからこそ、
アフターコロナに向けて、今だからできることに挑戦したい
ということから、縁があって私もホテルリノベーションに
関わることになりました。

山口をはじめ九州でも活躍する建築家の
IRA建築設計事務所主宰の今村剛浩氏
https://iradesign.link

長門市を中心に質の高い住環境を造り出す
古田工務店の古田勉代表、
http://www.k-furuta.jp

長門市役所をはじめ地元公共建築をや数々の建築で
左官を担当する左官名人・福田靖氏、
その他に様々な方面のプロフェッショナルが集い、
進められている今回のホテルリノベーション計画の中心には、
山口県下25蔵の日本酒を集めて、
山口県のお酒造りの情報発信するため、
視、聴、触、味、嗅覚の五感で感じることのできる
日本酒バーとメディアルームがあります。

私のこれまで経緯から、良質な静岡県産杉材による
構造三層パネル・Jパネルにスリット加工という一手間を加えた
新しい試みを加えた、木質感と塗り壁による
自然素材と柔らかさ溢れる空間づくりの中で、
山口県の日本酒が味わえる環境づくりを目指しております。

このオープンに向けて、岡藤取締役をはじめ、
従業員の方が日本酒ソムリエを取得。
その日本酒に合う、地域の素材を活かしたアテ開発など、
現在は、非常事態宣言中ではありますが、
4月のグランドオープンに向けて、
ホテルリノベーションだけでなく、
周辺地域の一段の魅力アップの仕掛けと共に、
最後の追い込みの真っ最中です。

どうぞ、ご期待ください!!
そして、非常事態宣言明けには、
是非、山口県長門市の油谷湾温泉ホテル楊貴館へ
お越しくださいませ。
周辺にも魅力的な場所がいっぱいです。
人気スポットの元乃隅神社にも驚きの仕掛けが用意されていますよ。


元乃隅神社
https://nanavi.jp/sightseeing/motonosumiinarijinja/


龍宮の潮吹
https://nanavi.jp/sightseeing/ryuugunoshiofuki/


別府弁天池
https://karusuto.com/spot/beppubentenike/

http://blog.with2.net/link.php?460485
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
  ・・・どうも、ありがとうございました。

http://house.blogmura.com/

21年02月17日 07時18分32秒
Posted by: macchan

建築を着工する前におこなわれる神事・地鎮祭。
その日取りの選定は、友引や大安、
また、三隣亡(さんりんぼう)は絶対に避けるなど、
このあたりは、最低限の気を遣います。

このデジタルのご時世に・・・と思う方も、
冠婚葬祭ならば、やはり気になりますよね。

建築を建てるは、その土地に敬意を表して、
周辺風景や隣接地の土地など、
その土地を読みながら設計を進めますが、
建築工事も、お天道様と密接な関係があります。

雨が降れば、建て方は見合わせますし、
梅雨や秋雨の時期に外部工事が遅れることはしばしば。
昨年のように長雨が続くと、
外部工事は二ヶ月遅れていまいました。。。

また、雨の日の塗装工事や木材の扱いなどなど、
自然の気候との兼ね合いが多いのです。

着工前の地鎮祭、やはり気持ちが引き締まります。
祭壇の四方に新竹を立てて、
藁縄で囲み、それぞれに4箇所四手で神の領域の境目を造り、
その祭壇のお供え物には、御神酒、野の幸、山の幸
そして、尾頭つき鯛・・・なのですが、
いや、久しぶりにこんな大きな鯛を見ました。。。
玉串奉奠、二礼二拍手一礼
そして、鎌入れ、鍬入れ、鋤入れ
久しぶりに気持ちの引き締まる神事でした。

さぁ、いよいよ始まります。
ここからが、これまで積み上げてきた
設計の決め所となります。

http://blog.with2.net/link.php?460485
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
  ・・・どうも、ありがとうございました。

http://house.blogmura.com/

21年02月12日 13時40分40秒
Posted by: macchan

蔵の建具再生も、今後の使い勝手を決める重要な要素となります。
長年の経年変化と虫食いや割れと共に、とにかく重い建具。

まず軽いガラス戸は、少しサンダー掛けをして、
一部割れたガラスを交換して、上下の調整で割と簡単。

次に重い格子板戸ですが、虫食いは多いものの、
これは削り取っていくにはその欠損も多くなり、
何より重厚感がなくなってしまうので、
虫食いはそのままとして、洗いに掛けて、
すり減った戸車の交換と敷居の調整で対応。

また、今は使用されていない味わいのある
鍵の金板は再塗装して、その趣を残しています。
そこに、新たに埋込式の鍵を設置しています。

そこに新たに加わったのは、一番内側の網戸。
1450W×1800Hの大きな網戸の網はステンレス網。
既製品の一番大きな1m巾に合わせて
中桟を追加して、上下に分けて設置しています。
これで通風も万全で、懸案の猫も入ってきません。

これらの建具は、下屋と合わせてすべてグレー色として
古い建具の雰囲気としっくい塗装の白とのコントラストが
美しい関係を創り出しています。

実は、さらにこの手前にしっくり塗りの鉄扉があるのですが、
これは、もうどうしようもなく相当の重量なので、
一応、敷居のステンレスと戸車交換はしましたが、
以前よりましになったものの普段使いではないので、
ほぼ引き込んだままとなっています。

二棟ある蔵の片方には、さらに漆喰厚200mmの
これぞ、蔵の扉が観音開きで付いていますが、
漆喰部分を補修・再塗装しており、
これは、普通に可動しています。

こうして、普段使いの建具もそれぞれに
新たな補修をして、それぞれの機能も再生しました。

http://blog.with2.net/link.php?460485
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
  ・・・どうも、ありがとうございました。

http://house.blogmura.com/

«Prev1Next»