2010年 5月の記事一覧

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10年05月31日 14時48分12秒
Posted by: lifebox
昨日私用で久々に岐阜へ行った。
元々私の実家のある岐阜市なのだが、岐阜を離れてかなりの年数が経ち、私がいた頃とは大きく変わっている。

岐阜の街は南にJR岐阜駅があり、駅から長良川にかかる3つの橋へ行くそれぞれの道路の間が市街地であり岐阜市の中心部なわけだが、昨日(日曜日昼間)は車も少なく人も少ない。名古屋の様に地下街があって人が地下に潜っているわけでもない。
歌に歌われたアーケードのある柳が瀬はこんな様子だ。
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夜の街とも言える柳が瀬だから昼間は寝てる時間帯なのかもしれないが、この人の少なさは夜も大した事はなさそうな気がする。名古屋より先に出来たパルコも今は更地になり高島屋は見る影も無かった。。。。。日曜日だからかかなりの店舗がシャッターも閉まりさながら寂れた商店街そのものの状態。

別に岐阜の限った事ではなく、名古屋でもどの地方都市でも経済の閉塞感と共に、車移動がメインであるがゆえの郊外の大店舗に流れは移っている。

岐阜のかつての繁華街も所々歯抜け状態で建物が解体されたあとの空き地やコインパーキングに変わっており、いつ開いたのかわからない様なシャッターの降りた店舗も多い。
大店法の改正はいつだったか忘れるぐらい前なわけだけど、岐阜の場合なら繊維で栄えた頃からの旧態依然とした市街地自身が努力をしてこなかった結果が現状なんだろうと想像はできる。

さて、自分の出身地であり故郷でもある岐阜だから、他の地方都市より余計に今の状態が気になるし心配で仕方がない。駅前の繊維問屋街と言われる特等地は特に落ち込みが激しいのか、まずここが活気づかなければ、駅が綺麗になろうが道路整備がされようが始まらないと思うのだ。

今岐阜の街に住み現状の岐阜の街を憂いている人も真剣に岐阜の街の今後に向き合っているだろうし、実際に行動されてる方も多くいるだろう。
私自身ゆっくり岐阜の街を見る事もなく嘆いていても仕方がないのだが、微力ながら何か行動しなければと思った昨日だった。

地方分権が言われる昨今だが、地方都市の活性化がされていない状態で分権されても財源もなく結局地方交付税だのみになるのは目に見えている。

楽しく魅力的であれば人は集まる。
そこに行かなければ味わえない楽しさがあれば、人は遠くからでも集まる。
地元独自の魅力を再度足元から見てみる事から始めよう。

私は外から岐阜をもう一度見てみようと思う。


10年05月26日 14時44分25秒
Posted by: lifebox

もうかれこれ2年前ぐらいに、家庭用地震計「GraGraph」なるものを買った。
震度1から7までを音声とともに警告してくれる機械だ。
震度3以上は小数点以下も表示してくれる。

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おいらとしては、これをクライアントの新築祝いとして贈ろうと思って、その製品実験の為に購入したわけだが、机の上で揺らしたり叩いてみたりと色々試してみた。
この地震計の詳しくは、製品のHP(http://www.gragraph.jp/index.html)を見ていただきたい。
地震感知時に警告される音声もこのHPで聞くことが出来る。


私の事務所では、脇机の上においていたのだが、さして広くもない事務所なものだから、時折その脇机に足をぶつける。で、その度に「ブーブーブー!震度3強です。落ち着いて行動してください・・・・・・」と、警告音と共に警告が流れる。あまりに頻繁にぶつけたりするもんだから、いい加減この警告にうんざりしてくる。言ってみたら、オオカミ少年状態なわけだ。
それで、現在は取り外してしまった。このグラグラフは1年半程度設置していたのだが、本当の地震での警告は1度だけだった。そう、こういった性格の機械は普段はその機能を働かせず、単なる時計でいいのだ。


結論的には、あればあった方が良い。って程度なのかもしれない。TVが地デジ化され、地震速報も極端にいえば数秒遅れて流される。そうゆう意味では家庭に一つあってもいいとおいらは思う。


ただ、この日本には数え切れない程の地震計がある。
そう、エレベーターだ。このエレベーターの地震計のデーターをオンラインで集積出来るようにすれば、かなり細かい地域毎の地震データーが取れるわけだ。実際、緊急用の為に電話回線を引き込んでいるエレベータも多く、データーもそれを使えばいいわけだから、さほどコストがかからず出来るはずだ。

まぁ、そんないつになるかわからない事を言っていても仕方がないので、我々としては耐震補強なり、家具の固定なり不要なものを捨てるなり、いま出来る事から始めなければならないわけです。


防災対策してますか?

10年05月26日 10時42分58秒
Posted by: lifebox
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広島に東証2部上場している、大和重工といういかにも高度成長期って感じの会社がある。
この会社、鋳物会社なわけだけど、OEM販売が多いためかあまり知られていないけれど、鋳物製品ではTOPと言える会社かと思う。

で、この会社、主力商品である普通のホーロー浴槽なんかは言っちゃ悪いけどあまり面白くない。だけど、なんとこの時代に五右衛門風呂を製造販売している。
http://www.daiwajuko.co.jp/products/outdoor/yubokumin_goemon.html
この、「湯牧民」ってシリーズだけれども、これがなかなか良いのだ。

カタログやHPではアウトドアでなんて書いてあるんだけど、車に積んでキャンプでって人がどれほどいるのかは分からない。この製品の良さってのは、間伐材利用が出来る直火炊きである事と、五右衛門風呂を釜に替える事で炊き出し釜にもなり、災害時は絶対活躍するに違いないと思える所。


京都の左官職人さんの会社「林建築工務」でも違う製品を販売している。
http://www.goemonburo.info/
こちらの方が安いんだけど、デザインが・・・・イマイチ^^;


京都の町家でもおくどさんはドンドン無くなり、直火ってのは無くなる流れなんだけど、こういった五右衛門風呂ってのは防災の面でも町内に一つぐらいあってもいいかなって思うおいらです。
あ、ほとんどの町内の防災倉庫には、炊き出し用のお釜はあると思います。ほとんど使われてはいなでしょうけど。


そんなわけで、火をつける・お湯を沸かすって手間を楽しいと思える方にはお勧めかなと思いますよ。
10年05月14日 10時56分49秒
Posted by: lifebox
某大学の教授所有の、明治初期建築の田舎住宅を調査に行った。

愛知県の東にある市の幹線道路沿いに建つ築130年あまりのその住宅は、築後の曳家も含め増築と何回かのリフォームを経て現在もひっそりと建っている。

一見すると、そんな130年も経った家には見えない。
まぁ普通に田舎にある農家住宅だ。


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建具も外周りはアルミに変更され、瓦も綺麗に葺き替えられている。
中に入ると、差し鴨居の煙で燻された角材の梁は見えるものの、天井は張られているし、座敷は竿縁天井となっている。
また、台所や風呂などの水回りは、何度かのリフォームで極々普通のその辺にある住宅と変わらず、とても130年という歴史は感じない。

しかし、天井点検口から真っ暗な天井裏を見ると、その隠された年数が顔を現す。
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住宅の北西には、今は板金で覆われた小さな蔵もある。さすがに蔵の移築は難しいかもしれないが、この52坪ほどの住宅は、リフォームされた歴史を逆回転すれば、力強い小屋組のある歴史ある住宅に戻れると思う。
移築してもたぶん2000万以上はかかると思う。それでもこの住宅を残し住みたいと思う人は現れるだろうか。

建物の残すには、税制や建築基準法などの法的な点と、場合によっては普通の住宅の新築ほどもかかってしまう資金的な点、そんないろんなハードルを超えなければならないわけだが、人知れず解体という憂き目にあってしまっている建物が多い現在、こういった住宅に住もうと思う方は必ずいるはずだ。

おいらとしては、そんな人が是非現れて欲しい。
もし、この日記を見て興味がある方は、私のところへメールなりで連絡してほしい。


10年05月09日 11時56分56秒
Posted by: lifebox
隔週で京都へ行くもんだから、講習前の早朝か終わってから市内を散策したりしている。
昨日は、朝八時に京都駅に着き、その後講習のスタートする10時までの2時間を歩いた。


三条から六条までの高瀬川沿いをノンビリ歩く。
この日の予想気温は26度だったらしいが、朝から湿度の少ないさっぱりした気持ちの良い朝だった。
高瀬川は木陰が綺麗で涼しい。ボランティアの方の清掃で川も綺麗だし。

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先斗町は丁度「鴨川をどり」の期間中で、早朝でも打ち水がされてたりしてその雰囲気を醸し出している。

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もうすぐ、川床が始まるので、鴨川沿いはその準備をされてる所も多い。
そんな表の顔とひっそりとした裏の顔を持つ、古くて新しいのが京都だと再確認した散策だった。

さあ次回はどこを歩こうか。
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