もうかれこれ2年前ぐらいに、家庭用地震計「GraGraph」なるものを買った。
震度1から7までを音声とともに警告してくれる機械だ。
震度3以上は小数点以下も表示してくれる。

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おいらとしては、これをクライアントの新築祝いとして贈ろうと思って、その製品実験の為に購入したわけだが、机の上で揺らしたり叩いてみたりと色々試してみた。
この地震計の詳しくは、製品のHP(http://www.gragraph.jp/index.html)を見ていただきたい。
地震感知時に警告される音声もこのHPで聞くことが出来る。


私の事務所では、脇机の上においていたのだが、さして広くもない事務所なものだから、時折その脇机に足をぶつける。で、その度に「ブーブーブー!震度3強です。落ち着いて行動してください・・・・・・」と、警告音と共に警告が流れる。あまりに頻繁にぶつけたりするもんだから、いい加減この警告にうんざりしてくる。言ってみたら、オオカミ少年状態なわけだ。
それで、現在は取り外してしまった。このグラグラフは1年半程度設置していたのだが、本当の地震での警告は1度だけだった。そう、こういった性格の機械は普段はその機能を働かせず、単なる時計でいいのだ。


結論的には、あればあった方が良い。って程度なのかもしれない。TVが地デジ化され、地震速報も極端にいえば数秒遅れて流される。そうゆう意味では家庭に一つあってもいいとおいらは思う。


ただ、この日本には数え切れない程の地震計がある。
そう、エレベーターだ。このエレベーターの地震計のデーターをオンラインで集積出来るようにすれば、かなり細かい地域毎の地震データーが取れるわけだ。実際、緊急用の為に電話回線を引き込んでいるエレベータも多く、データーもそれを使えばいいわけだから、さほどコストがかからず出来るはずだ。

まぁ、そんないつになるかわからない事を言っていても仕方がないので、我々としては耐震補強なり、家具の固定なり不要なものを捨てるなり、いま出来る事から始めなければならないわけです。


防災対策してますか?