青年部会は今年度35周年をむかえたことを記念し、韓国ソウルへの研修旅行を行いました。この10年間、建築家の輸出国となっている日本に対し、韓国は世界の著名な建築家を招き入れ、巨大なプロジェクトを生みだしています。ソウルではレム・コールハース(オランダ)、マリオ・ボッタ(スイス)、ジャン・ヌーベル(フランス)といった巨匠の作品が街を塗りかえるように次々と完成しています。この研修旅行ではこれらの建築の中で日本で類をみないものを選んで見学しました。


梨花女子大キャンパス・コンプレックス(設計:ドミニク・ペロー)
2008年にフランスの建築家、ドミニク・ペローの設計によりつくられたキャンパス。丘を切り裂いて、一見壁のようにみえる両サイドに教室や劇場があります。1935年に竣工したヴォーリズによる建築群とのコントラストも見事でした。 alt=""title=""

東大門デザインパーク&パーク(設計:ザハ・ハディッド)
かつて東大門運動場があった6万㎡の敷地の再開発としてデザインギャラリーやイベントホールを持つ巨大な複合文化施設です。建設中の本体建物と既に完成している公園部分の美術館やカフェを見学しました。 alt=""title=""

ソウル大学美術館(設計:レム・コールハース)
韓国一の名門であるソウル大学の玄関口に2005年に竣工した美術館。鋭く傾斜する片持ちのボリュームが浮かぶダイナミックなエントランスと展示室や講義室が立体的に連なる内部空間が圧巻でした。人工照明をほとんど利用していないことも新鮮な驚きでした。
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