写真は黒川紀章設計の豊田大橋。
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デザインは素人には評判がいい。
しかしどう考えても張りぼてに見える。下の写真は近接して撮った写真。
パネルで覆われている。
本来橋の美しさは構造が端的に表れているところにあり、近代建築に駄作が多くなったのは材料の強度が高まったことにより、建築のデザイン自由度が高くなったことに起因していると思う。
自由だから勝手に付加物を付け、構造を隠し、「デザイン」したことに問題がある。

また片側2本の内、外側のアーチはどう考えても構造的に寄与していると思えない。
下の写真はちょうどその中央部分だが、左右のアーチの足元にスリットがあり、構造的に不可解であり、外見のみにこだわった様子がありありとわかる。

さらに「張りぼて」には長期間の耐久性に問題がある。構造材とパネルとの間には空間があり、このなかに水分が入り込むと外見では分からない腐食が始まることになる。
外見でわかれば対策の方法があるが、本体が隠されていると知らないうちに致命的になる。
もうパネルのジョイントが汚れているが、心配である。
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