2010年 5月の記事一覧

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10年05月28日 11時05分53秒
Posted by: atl3c
設計者にとって、一番嫌な?時間ですね(笑)。
ただ今、その嫌な時間帯の真っ最中、工事見積金額の検討をしています。

2月8日の当ブログで基本設計検討中とお話した物件がいよいよまとめの段階です。
今回は3社に相見積を依頼しました。
42枚の図面をお渡しして待つこと2週間。この間、内心もうドキドキです。
『大幅に予算をオーバーしたらどうしよう・・・』

もちろん事前に予算をお聞きして設計するのですが、打ち合わせているとどうしても
「アレもやりたい、コレも・・」また、良いものを見ると、「高くてもやっぱりコッチがいい・・」
となるのは人情ですね。予算厳しいな・・と思いながらも、あまり駄目は連発できませんし、ね。
やっぱり、家づくりは、夢が無くっちゃ!とハイハイ取りあえず見積に入れましょう・・・
と後でいつも金額調整に苦労することにはなるのですが。

さて今回は・・・何とか調整できそうな範囲で上がってきた金額を見てホッ。

3社ともほぼ拮抗した金額が出てきました。(2社にいたってはその差たったの5万円!!)
これだけ金額が近いのは本当にめづらしいんですよ。
でも、総金額だけに目をとらわれていては片手落ちです。
見積りに落ちはないか・・図面の理解が間違っていないか・・まずそこからチェックです。

不況で工務店さんの仕事が少ない時期は、建て主さんにとっては逆にチャンス。
今回の見積りがまさにそれを物語っていました。
各社とも、とても好感の持てる内容です。
この3社のうち、どこと最終的に交渉するか・・
これだけ拮抗しているとその選択も難しくなります。

モノには値段があるので、「値引きして」と言うつもりはありません。
あくまで内容次第です。さてさて、続きをやりますか・・。





10年05月21日 14時51分11秒
Posted by: atl3c
先週ご紹介したご家族ではありませんが、新たにHPをアップしましたのでご紹介します。

何故か、子どもの多いご家族からの設計依頼が多いんですよ。
3人、4人は当たり前?!しかも、共働き。想像するだけで、目の回りそうな毎日ですね!

そんな『散らかすのが仕事!の子どもたちと楽しく暮らす家』できました(写真をクリック)

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静岡県浜松市のご家族です。
以前私が設計した『家族図書室のある家』の紹介記事を新聞でご覧になって
わざわざ、埼玉の事務所まで訪ねて来てくださいました。

打ち合わせ、現場ともに2週間に一度のペースで浜松市へお伺いし、引越しまで1年半。
長かったようで、あっという間の楽しい時間でした。

今回、HP用の写真撮影のために1年ぶりに子どもたちと再会しましたが、
笑顔で迎えてくれ、また、生き生きと暮らされている様子に安堵とともに、
設計者として感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、どんな家づくりが展開されたのでしょうか。詳しいことはHPでご覧下さい。


本日はメールマガジン第34号配信日です。
本日のテーマは『家づくりのイロハ』の『へ』・・・便器


10年05月14日 09時59分02秒
Posted by: atl3c
竣工写真と言えば・・まだ人が住む前の出来立てホヤホヤを撮ることが多いでしょうか・・

知り合いの設計者は、建物のイメージに合う家具を家具屋さんから借りて来て!!
写真撮影をするとか・・それって、違うでしょ!!

住宅は、設計者の作品ではありません。住む人のためのものです。
それを、写真さえとったら一丁上がり!後はどうでもいいってことですか・・。

というわけで、私は、引っ越されてから一年後にお邪魔して、
竣工写真を撮らせていただいています。

何故一年も経って?!とお思いでしょうか。

その頃には住む人の個性が出てきます。生活感があってこそ住宅は生きる。
一年以上、あーでもない、こーでもないと話し合って創った住まい。
どんな風に住みこなしているのか・・ご挨拶と検証を兼ね、お伺いしています。
(うまく住みこなせていなければ、それは設計者の力量不足ということですから)

先日お伺いしたKさんは、とても楽しく住まわれている様子。
設計者としてはホッとするとともに、
「住宅の設計はだから楽しい!」と充実感いっぱいで帰途につきました。

ご家族とのツーショットをカメラマンが撮ってくれました↓

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下のお嬢さんは、ナント!上棟式の日に生まれたんですよ。

本日はメールマガジン第33号配信日です。
テーマ『家づくりのイロハ』の『ホ』
10年05月07日 10時26分50秒
Posted by: atl3c
春から初夏にかけては、ガーデンニング好きには楽しい季節ですですね♪♪
我が家も庭いじり好きな父が張り切っております。
庭に咲いた可憐な花を部屋に飾るのも楽しいですし、中庭で外ごはんも最高です!!

家を新築する時には、是非、庭のレイアウトも一緒に考えることをオススメします。
『庭』、と一概に言いましても、道路から玄関までのアプローチも庭の一部。
毎日使う場所であり、お客さまを迎える場所でありながら、無頓着な家が多いのも事実。

道路から飛び込みの玄関(道路から距離がなく、道行く人から中が丸見え)だけは
避けたいですね・・・結構多いんですよ、この手の家。
家を建てる時、中の間取りのことばかりに一生懸命になってしまったんですね・・・。

そんな悲しいことにならないよう、庭好きの方のために・・・講演に呼ばれました。
何故か、名古屋のガーデニングフェアに呼ばれ・・6月5日に講演して来ます。
名古屋周辺の方、良かったら、ご来場くださいませ。

詳しくはコチラをクリック。

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本日はメールマガジン第32号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『ニ』




10年05月01日 10時05分30秒
Posted by: atl3c
『おかかえの工務店さんがいるんでしょ?』
『仕事紹介するわけだから、工務店さんからバックマージンもらってるんでしょ?』

などなど、一般の方々にはブラックボックスな工務店さんと設計者との関係でしょうか・・。
設計者の中には、毎回同じ工務店を使うところもあるようですが・・・

私の場合は、たいていの場合、はじめてのお付き合いの工務店さんがほとんどです。
『え?何故?!』
とにかく、現場から近い工務店さんにお願いしたいと考えていますから。

できれば、30分以内が理想です(1時間以上は不可)。
と言いますのも、工事中は多少遠くてもお金になるから良いのですが、
家は、建てておしまい!というものではありません。
その後もメンテナンスが発生しますので、ちょっとした不具合でも面倒くさがらず
来ていただける範囲の工務店さんと組みたいのです。

近ければ、忙しい仕事の合間でも気軽に来てもらえます。
また、近所の評判というのは、工務店さんにとっては命綱ですから、
下手な仕事はしないだろう、という読みもあります。

そしてもう一点。同じ工務店を続けて何度も使いますと、
設計者との間にどうしても慣れが出てしまします。これが一番恐い。
図面の精度も落ちがしですし・・現場も甘くなりがち・・。
それが初めて組む工務店さんですと、お互い緊張感があり、現場も厳しく・・

しかしながら一方で、初めて組む工務店さんの腕がどのくらいか?
を事前に見分ける目が設計者に要求されることにもなり、責任重大ではあります。

というわけで、7月着工に向けて今、工務店探しに躍起になっているところです。
千葉県という埼玉県人には土地勘ないところですので、より大変。
設計者仲間に情報を聞いたり・・異業種交流の会の情報を探したり・・
そして、必ず先方に飛び込みで話しを聞きにいきます。
どんな考えで家づくりをしているのか?今まで設計者と組んで仕事をしたことがあるか?

私が理想とする工務店さんは、少人数で地元で信頼を得て仕事をしているところ。
営業マンや事務員はいない方が理想です。というのも、間接部門が多ければ多いほど
経費がかかり、建築コストも高めに出る傾向があるので。

ですが、小さい工務店さんだと、倒産が心配?!
いえいえ、地場で手堅い仕事をしている工務店さんは現金商売なので悪くないんですよ。

ただ、図面を読んで家を作ったことが無い!という大工さんもいるわけで・・
それだと、ちょっとお願いするのは無理かなぁ~、などなど
建て主さんの不利益にならないよう、お願いする先を決めていきます。

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