2階です。南側の吹抜けの部分で屋根にルーフウインドウが3個連なってます。

狐台の家2F

屋根は南に向かって10/10の勾配になっていますので、雪はルーフウインドウのガラスの上を滑って行きます。ルーフウインドウはベルックス製で上部の取っ手を持って開閉出来ます。そして軸を中心にぐるりと反転しますので、内部にいながらガラスの外側を掃除することが出来ます。

この記事のその2で断面図を掲載していますが、ルーフウインドウまでの高さが手で届く高さですので、開閉も楽だし、掃除も楽に出来ます。まあ、掃除が楽といっても掃除そのものがおっくうなのであまりしませんが・・・・年に2回位かな。

冬はこの吹抜けを通して地下のFFストーブの熱が2階まで上がって来ます。この家は全体がワンルームといってもいい間取りで、当然2階にもドアなどありません。空間的にも音響的にもひとつながりになってますので、特に音に関しては家族の気遣いが必要です。誰かが試験勉強などという時はテレビも見れません。・・・ということになってますが、事実は見てます。音を低くして。それで育って来た子供達はそのことを特に問題にはしません。あきらめているのでしょう(笑)。

もう一つ、この写真には写ってませんが、この吹抜けの上に洗濯物を年中干してます。真ん中のルーフウインドウの前に細く洗濯物干し用のバーが映っています。家が出来た時はベランダに干そうと思ってましたが、なにしろ雑木林です。虫、特に蜘蛛が洗濯物についてしまって、それでこの吹抜けの上を利用しました。ここは冬は熱が下から吹き上がって来ますし、晴れれば太陽の光が当たりますし、夏はルーフウインドウを少し開けて風も当てることが出来、洗濯物干し場としては非常にいい位置です。これは設計時には気がつきませんでした。気づいていれば手摺のデザインを洗濯物干しがしやすいデザインにしたんですが。

洗濯物を室内に干すと湿気のことなどが気になるかもしれませんが、我が家では冬の乾燥を防いでくれるので、逆にいい方に影響してまったく問題ありません。

つづく

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