エコハウスの真実 28 自宅のμ値と冷房費の関係

昨日は自立循環型住宅研究会 関東ゼミで事例報告を行った。
5人が発表して、私はトップバッターで発表。他の4人の方も
それぞれ興味深い事例を報告されており、また後日その概要を
このブログでお伝えする予定だ。

今日は自宅のμ値と冷房費の関係についてお伝えしよう。

①Ⅳ地域の次世代省エネ基準μ値0.07の場合
東京の平均水平面日射量は14.76MJ/m2日、延べ床面積67m2

侵入日射熱量=0.07×67×14.76=69.22MJ/日
侵入日射熱量に内部発熱量43MJ/日を加えると112.22MJ/日
2カ月冷房すると
112×60日間=6720MJ

では最新式エアコンでの冷房費を計算しよう。
6720MJ÷3.6MJ/kWh×23円/kWh÷3=14311円
私のブログを呼んでくれた方は3で割る意味が分かりますよね。
10年前くらいの古いエアコンは効率が悪いので2で割る。

2カ月間全館連続冷房で14311円と計算できました。部分間欠冷房の
場合は2.5で割る感じなので5724円となった。

②我が家のμ値0.112の場合
侵入日射熱量=0.112×67×14.76=110.76MJ/日
侵入日射熱量に内部発熱量43MJ/日を加えると153.76MJ/日
2カ月冷房すると
154×60日間=9240MJ

では最新式エアコンでの冷房費を計算しよう。
9240MJ÷3.6MJ/kWh×23円/kWh÷3=19677円

2カ月間全館連続冷房で19677円と計算できました。部分間欠冷房の
場合は2.5で割る感じなので7871円となった。
20111019我が家の光熱費.jpg
③実際の光熱費と比較
さてここで写真をみていただきたい。写真は我が家の年間光熱費を
棒グラフ化したものだ。縦軸が光熱費、横軸が月を示している。

年間の総光熱費は174137円だ。
冷暖房を使わない6月と10月の光熱費がほぼ1万円であることから
我が家のベースとなる光熱費が1万円であることが分かる。1万円を
超える光熱費となっている月は冷暖房などのエネルギーを使っている。

7月、8月、9月の1万円を超える金額を合計すると7871円となる。
おっ、②で計算した我が家の部分間欠エアコン冷房費とまったく同じ
金額だ!!

まったく同じ金額になったのは単なる偶然だが、計算の大きな間違い
はないことが分かる。

11月~3月の1万円を大きく上回っている月は、深夜の床暖房と朝晩
のエアコン、それと水温低下による給湯エネルギー増によると思われる。

■エコハウスの真実
1.住まいは夏を旨とすべし? 1
2.住まいは夏を旨とすべし? 2
3.ハウスメーカーの取り組み
4.ハウスメーカーの取り組み 追記
5.設計事務所の省エネ住宅1
6.設計事務所の省エネ住宅 2
7.設計事務所の省エネ住宅 3
8.設計事務所の省エネ住宅 4
9.工務店のエコハウス
10.空気は熱を運ばない
11.気密が必要な理由 1
12・気密が必要な理由 2
13.気密が必要な理由 3
14.気密が必要な理由 4
15.気密が必要な理由 補足
16.吹抜けに適した冷暖房機
17.冷暖房費を知るには
18.Q値とμ値って何?
19.Q値から暖房費を算出する 1
20.Q値から暖房費を算出する 2
21.μ値から冷房費を算出する
22.大開口の注意点
23.通風の効果
24.自立循環関東ゼミ 発表資料作成
25.自宅のQ値分析
26.Q値と温熱環境の関係
27.自宅のμ値分析
28.自宅のμ値と冷房費の関係

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