春が訪れますとテレビではよくストラヴィンスキーの「春の祭典」という曲がとりあ

げられます。

先日 「シャネル&ストラヴィンスキー」という映画を見ました。

「春の祭典」は1913年にパリ・シャンゼリゼ劇場で初演されました。

これまでのクラシック音楽と違ってメロディーらしいものが無くリズムがあるだけのダン

ス音楽です。

アヴァンギャルド的であり、初演の劇場内で観客が騒然となり大きな声でののしり合う場

面から映画はスタートします。

観客はチャイコフスキーの「白鳥の湖」のようなバレー音楽を期待していたのでしょう。

ショックを受けたストラヴィンスキーですが、シャネルは彼の才能を見抜いて支援を申し

出ます。

そして、シャネルの別荘でストラヴィンスキー一家との共同生活が始まります。

二人は響きあい、愛し合い、互いに新しい境地を見出していきます。

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ファションデザイナーの彼女は香水「シャネル No5」も創出します。

そして、思いがけない結末を迎えます。。。。


この映画に漂う雰囲気は素敵でしたよ。ファッションも音楽もインテリアも楽しめまし

た。

香水の香りが漂うとさらに素敵なのですが(笑い)

この「春の祭典」はその後のロックミュージックの源になっていきます。

これまでの様式を打ち破って、新たな作品へ挑戦する勇気を称えたいと思います。

かつて、日本建築も明治期には洋風建築に挑戦しました。

辰野金吾(東京駅の設計)や片山東熊(赤坂離宮の設計)たちです。

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新しい建築様式への不安はあったはずですが、

彼らは素晴らしい建築を残してくれました。

そんな明治期の建築を大切に守っていこうではありませんか。