この頃、建材メーカーから次々と製品値上げの知らせが届き、世の中そん
なに景気が良くなって来ているのだろうか?と思ってしまいます。そもそ
も景気が良いから値上げで、景気が悪いから値下げと言う事もおかしい話
なんだけれども、現実は値上げになってきているのは確かな事です。

建築の工事見積は一般の方には判り難く、又マスコミなどでアメリカに比
べて日本の建築費は高いと言われる事も有る為に値段の妥当性を正確に判
断する事が出来にくい状況にもなっています。
建築工事は多くの工区が係わり既製品と非既製品とが入り混じり、更に木
材や大工などの人件費は日々変化している事は知られていないのでは無い
でしょうか?我々設計事務所も常に値段の変化を捉えておき、適切な金額
で確実な工事ができる施工会社を見極める目を養っておかないと、建築主
から信用を得る事は出来ないと思うのです。