2010年 11月の記事一覧

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10年11月22日 04時18分28秒
Posted by: macchan
坪庭アルミ簾1.jpg

隣家からの視線を和らげるときに
用います木塀。

ただ、これが2階からの視線となりますと
それを高い塀で仕切ることはできません。

南北に見通せる玄関、
その北側に創りました白玉砂利敷きの坪庭。
その向こうには、鉄骨の柱に
マニルカラの木塀で、
隣家からの視線を和らげますが、
どうしても、2階バルコニーからの
視線が気になってしまいます。

そこで、坪庭の上部に、
アルミ棒を簾に加工したスクリーンを吊り下げ、
上下で、上手く視線を緩和。

北側の柔らかい反射光が、
敷き詰めた白玉砂利から入り、
坪庭も暗くならずにすみます。

坪庭アルミ簾.jpg

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10年11月15日 06時02分07秒
Posted by: macchan
コンクリート平板ゴロタ石1.jpg

モノトーンのシンプルな組み合わせとして、
外構の通路によく用いているのは、
既製品のコンクリート平板。

ゴロタ石との組み合わせは、
素朴で、モノトーンの質感が
落ち着きあるアプローチを演出します。

枕木や芝生との組み合わせも、
冬の表情、夏の表情ともに、
シンプルだからこそ、映える風景。

本来は、無機質な既製品にも、
その組み合わせによって、
素材の良さを引き出してくれます。

コンクリート平板枕木1.jpg
コンクリート平板枕木11.jpg

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10年11月04日 07時03分18秒
Posted by: macchan
広間に続き間として和室を創る場合に、
壁・天井の素材にモミ紙和紙を使用することが多い。

通常、この種の紙を張る場合には、
四隅だけをのり付けする袋張りという手法がありますが、
これだと梅雨時には紙が延びてたるむため、
私は、5mm程重ねて全面貼りにしてもらいます。
上級仕様では、底目地を切って貼ることもあります。

壁の素材として、塗り壁は一般的ですが、
私は柔らかいしつらえのできる紙貼りが多い。
また、広間のルナファーザー(紙クロス)AEP塗り
現在はホタテペイント(ルナしっくい)との
素材の連続感も重要な要素ですね。
その素材感を幾つか紹介。

120371507366916121205.jpg
静岡・A邸の床の間。
ここは、落とし掛けに桧、
その上部の壁に和紙合わせガラスを使用し、
床板はカシュー塗り、
壁天井はモミ紙和紙という現代床の間。
ここに桜の花びらを漉き込んだ掛け軸ならぬ
タペストリーが掲げられいて、雰囲気がピッタリでした。

120371512109416214177.jpg
石川・K邸は、もう少し正統派というべき和室と床の間。
ここも、壁にはモミ紙和紙が使われいますが、
天井をサツマヨシと呼ばれる葦を合板に貼った素材とすることで
少しカッチリとした質の空間が生まれます。

120371516508816303232.jpg
東京・U邸は、全面を収納として扱った例ですが、
扉の取っ手部分だけ違う色の和紙を貼って、
手垢で汚れがちとなる周囲だけ張り替えられるようにし、
かつ、それをデザインの一部として扱っています。
ここには、仏壇が設置されていますが、
フリッパー金物と呼ばれる、
開き戸をそのまま引き込めるという賢い機能の丁番によって、
広間の来客時に対応できるように考えられています。

いずれの和室も、琉球畳というフチナシの畳です。
この琉球表は、丈夫なため畳縁を用いなくても大丈夫。
畳の織り方向によって、市松模様に見えるのが特徴です。

M邸和室.jpg
近作の静岡・M邸の和室。
最近よく使います、福井市・丸和さんの超撥水・玉紙。
http://www.tamagami.jp/
これは越前和紙に撥水性と防汚性をプラスしたもの。
また、彩かさねというタイプは、
さらに繊細な染め色と手漉きの風合いが絶妙です。

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