2007年 6月の記事一覧

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07年06月23日 11時13分02秒
Posted by: shigyo
事務所名:建築設計Led-Eye  
名前:北原 英樹
住所:東京都町田市矢部町2545
TEL:042-791-0043
FAX:042-791-0171
メール:led-eye@blue.ocn.ne.jp
ホームページ:www.led-eye.com
ブログページ:http://www.shigyoblog.com/ledeye/

士業種:建築士
所属団体:
経歴・実績:
趣味・マイブーム等:

トータルデザイン―Led-Eye.

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07年06月22日 08時26分48秒
Posted by: ledeye
地下室と聞くと、ホームシアターとか趣味の部屋だとか、普通の部屋とはなにか違った夢のある空間のような気がしませんか?

僕も今まで地下室は5件ほどやっていますが、いずれも面白みのある空間となっている。

地下室にもいろいろな工法があるが、僕が一番よいと思っている工法は地下専門業者○○○○の工法である。

通常地下室を施工するには、どうしても床その次に壁という順番でコンクリートを2回に分けて流しこむためにコンクリートに打ち継ぎがでてしまうため、そこから水が浸入する問題が発生してしまいます。防水剤や止水板を設置してもやはり限度があります。
しかし、○○○○の工法は工場であらかじめ鉄筋と地下部分の型枠を設置した箱を造り、現場でそれを落とし込むという施工手順である。そして、コンクリートは壁上部から流し込み、床壁と一体でコンクリートを打つためコンクリートの打ち継ぎがありません。また、止水はコンクリートの内側の鉄板であり半永久的なものとなっています。通常施工の地下室施工の場合防水剤を壁に塗るために廻りに作業できる巾をとらないといけないので、隣地境界からある程度離して計画しないといけないのですが、この工法では、工場で組みあがった内側の鉄板が止水のため、廻りはほとんどスペースをとらないため、狭小地でも有利です。

専門的なことを長々書いてしまいましたが、地下室内部ではほぼ一年中20℃程度という同じ温度 に保たれており、余計な換気をすることなく夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。また、コンクリートで囲まれているため、ピアノ室などの音を気にすることもない空間であり、建築基準法では容積率には1/3まで緩和されるので、特に都内などの狭小地には利用すべきです。

デザイン的にもドライエリア(空堀の空間)をパティオのようにとることで明るい開放感のある地下室となるのです。
07年06月19日 08時51分22秒
Posted by: ledeye
今、僕が打合せしている住宅でSE工法の家がある。
来月いっぱいくらいで打合せが終了予定である。

SE工法とは、木造にはないRC造(鉄筋コンクリート)やS造(鉄骨造)の自由度をもった工法である。

単純にいうと、木造ラーメン工法というものです。
ラーメンとは、柱、梁だけで建物の構造を成すものであり、筋交いや耐力壁などがいらないものである。なぜいらないかというと、柱梁の取合部に鉄骨プレートがセットされており、柱と梁が強固に堅結される(固定度を期待できる)のです。

在来の場合、柱梁の取合いは柱を欠いて(彫って)それに梁を差込、それが抜けないように金物で堅結するだけですから、柱と梁の固定度はないに等しいため、筋交いが必要です。また、2x4の場合はこれは壁で地震や風圧に抵抗するため、耐力壁がいないと話しになりません。

このため、木造のように、筋交いや耐力壁がLDKの変な位置にでてきたり、建物のコーナー両側にガラス面をとれなかったり、また、2階の梁のスパンは2間(3.6m前後)しか強度的に難しいが、SEであれば5M以上でも楽に飛ばせます。

また、この工法の場合は構造計画から考えることで、あえて構造材を見せてもきれいなおもしろい仕上がりになります。

今打合せ中の家はだいたい12月から1月ごろ外構も入れると2月いっぱいくらいで完成ですが、工法以外でも、見所はいっぱいです。

LDKは天井高2700mmの37帖で天井いっぱいまでのハイサッシュ。床は全面タイル貼。内装は珪藻土塗り。和室の舞台のようなステージに、全館空調、造作バスや造作シャワー室など・・・。外観もかなりイケてます。

僕も本当に楽しみながら打合せしているところです。

途中経過や完成写真などはぜひ載せたいと思っています。
SE工法を考えている方は、ぜひ建物を工事段階からでも見てもらえば、このSE工法の魅力がわかると思います。
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