入選を果すまで、あきらめず参加し続けると
決意してのぞむ5度目のコンペは、日本建築
学会主催による昭和45年度設計競技・課題
「リハビリテーションセンター」である。


学会主催の支部審査を経て全国審査に移るダ
ブル入選できる魅力も手伝った、アイデア・
コンペの参加は、前年度に続き2度目の申し
込みで、前回では自信作として送り出した課
題「美術館」と違い、ただ覚悟と云う谷間を
埋めるだけの意欲の薄いインスピレーション
にも乏しいままでの挑戦となりました。





敗因の一つは、建物用途に関する出題趣旨を
深く読み解き、具体的検討事項を積み重ね、
未来に向かって展開しなければならないシー
ンが、なかなか脳裏に浮かび上がらなかった
点が大きく響き、最後まで緒をひく結果にな
った様な気がします。

こんな時、本人は至って審査結果も苦労の

余韻も忘れてしまうほど、のん気に過ごし

ていたように思います。